メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 先日、特にエスニック用品を売っている訳でもない普通の大型スーパーに買い物に行って驚きました。
 妙にノリのいい海苔を発見したのです。

 これがそれ。

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何がどう楽しいのか?

何がどう楽しいのか?

 ゆかい、だそうです。

 さて、この海苔。
 50枚(5帖ですね)で$79ペソ、約550円。日本の物価で考えれば「あら、お安い」となりますが、その50枚の海苔をどう使うって?
 
 大半は「のり巻き」として使うのでしょうが、以前お知らせしましたように(http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2009102214231)メキシコののり巻きは日本のソレとは大分違い、いわばミュータント寿司。
 クリームチーズ入り、イチゴ、マンゴー、バナナ入り、パン粉つけて揚げちゃったり。
 でも海苔とご飯を使った所で「うふ、日本食ってヘルシーよね」と丸く収まります。

 海苔。一般的なメキシコ人からするとなぜこれが食べられるのか不思議な「ただの黒い紙」。

 おにぎりを海苔で巻いたもの、鉄板な日本食ですが、これを友人家族に振る舞った所、おばあちゃんがおもむろに海苔をべろっとはがし、まるでちまきでも食べるかのように中のお米だけを食べていました。

 逆に、日本文化に関心の高い私の(日本語の)生徒などは、のり巻きおせんべいの醤油味の海苔をわざわざはがし、一枚ずつその海苔の風味を楽しむという、なんとも面白い行動を取っています。

 海藻までも食べる、海の恵みを余す所無くいただく日本食文化。
 「ゆかい」とまではいかないまでも、興味深いもの、なのでしょうね。





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