ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロのブラジル宮城県人会で行われた東日本大震災3周年追悼式で黙祷

サンパウロのブラジル宮城県人会で行われた東日本大震災3周年追悼式で黙祷

 ブラジルに移民して生活している日本人の親戚の中にも、東日本大震災でお亡くなりになった方や被災された方がいます。

 2014年3月11日、サンパウロ市内でも東日本大震災3周年追悼式が行われていました。

 ブラジル岩手県人会、ブラジル宮城県人会、ブラジル福島県人会の共催で、午後2時から約2時間、ブラジル宮城県人会会館に約120人の人が集まり、ブラジルからも日本の復興を願いました。


ブラジル宮城県人会の中沢宏一会長が郷里の気仙沼について解説

ブラジル宮城県人会の中沢宏一会長が郷里の気仙沼について解説

 黙祷の後、サンパウロの日本国首席領事やブラジル都道府県人会連合会関係者、ブラジル防災局からの来賓あいさつがあり、続いて東北の復興状況などがビデオ映像などで紹介されました。

 東北楽天イーグルスが優勝したことや復興の明るい兆しの話題が紹介されましたが、今後の道は決してまだ平たんではないことが知らされました。

 サンパウロ州技術研究所防災研究員の特別講演もあり、ブラジルの防災に東日本大震災から得られた教訓も発表されました。

 式の終わりには「花は咲く」も斉唱されました。


「花は咲く」を斉唱

「花は咲く」を斉唱

 ブラジル宮城県人会の中沢宏一会長は宮城県気仙沼市出身で、震災前と震災後の航空写真を使い、1973年に移民する前に育った時代を振り返りました。「昔は被害が大きかった海岸付近に人家を立てる事が禁止されていたが、高度経済成長期に事情が変わった」という話などに会場の人は深く聞き入っていました

 閉会は、福島県相馬市出身のブラジル福島県人会会長の永山八郎氏によって「ブラジルからも日本の復興を思う人々の温かい心が伝わったと確信しています」との言葉で締めくくられました。

 会場の外には気仙沼で読まれた和歌が掲げられていました。大変な生活状況の中でも和歌を詠むことを忘れない日本の心を改めて感じ入らされた瞬間でもありました。


会場に張り出された気仙沼で読まれた和歌

会場に張り出された気仙沼で読まれた和歌

 


復興状況が映像で紹介された

復興状況が映像で紹介された


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