以前からずっと訪れてみたいと思っていたジャージー島(Jersey Island)へ１週間滞在してきました。118平方ｋｍしか面積がないとても小さな島ですが、色々な面で非常に興味深い島です。

　……とえらそうに書いておきながら、実はジャージー島という存在を近年まで知らなかった私なのですが（笑）、親しい友人の一人がジャージー島のお隣の島、ガンジー島 （Guensey Island)で生まれ育ったという話を聞いて以来、なぜか英国海峡の島々に興味を持つようになりました。

　ジャージー島、ガンジー島、そしてアイルランド海のマン島（Isle of Man)は英国連邦には属していないそうで、英国王室領となっているのだとか。そのため各島に独立した行政機構があります。
　
　とはいえ、話される言語や貨幣はイギリス英語・英国ポンドなので、イギリスにいるのと同じような感じでした。貨幣のイギリスポンドなのですが、もちろん島内で使用できますが、ジャージー島で発行された紙幣は島内でしか使えないということです。グレートブリテン島や北アイルランドにはないグリーンの１ポンド札がよく流通していて、おもしろかったです。

　地理的にはフランスに断然近い（フランスのブルターニュ地方から 30ｋｍほどの距離）のに、ジャージー島自体はとてもイギリス、といった感じです。
　
　この島へ行く日本からの直行便はなく、英国からの空港経由で行くことができます。私の場合は、スイスからフランス・ブルターニュのサンマロ港まで車で移動し、そこから高速フェリーで１時間20分で到着しました。
　日本ではあまり知られていないジャージー島を、数回にわたってご紹介していきたいと思います。

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