先日久しぶりに中華料理を食べに行ってきました。
その店はホテルに入っているような洒落た店ではなく、だだっ広いホールの中にたくさんの丸テーブルがランダムに置かれているような、中国在住中に良く見た造りの店でした。
聞けばバンコクの中でも随一の人気を誇る中華料理店なのだとか。
料理への期待が大いに高まります。

料理はどれも期待通りに美味しいものばかりでした。
小龍包に揚げ豆腐、肉料理に魚料理、どれも本場中国で食べた味に劣ることのない、まさに本場の味です。
でも、その中でひとつだけ「これはタイ風だな」と思うものがありました。
それは「北京ダック」です。

北京ダックと言えば、ローストした鴨の皮の部分だけを甘くないクレープ生地で巻いて食べる料理ですが、皮と一緒に巻くその他の具材に工夫がありました。
通常ならネギやキュウリの細切りなど野菜類が殆どですが、そこに野菜と共にあったのはなんと色鮮やかな「マンゴー」だったのです。

「北京ダックとマンゴー？」異色のコラボに最初はちょっと戸惑いましたが、実際に食べてみるとこれがなんとも美味。マンゴーの甘酸っぱさとジューシーさが、皮の脂身やカリカリ感ととても良く合うんです。
マンゴーが美味しいタイならではのアイデアです。

これから暑さが厳しくなるバンコクですが、コッテリした北京ダックとさっぱりしたマンゴーの組み合わせなら、暑さバテ対策にも効果あり、かもしれません。
でも少々カロリー高そうですね。

レポーター「青柳 みちよ」の最近の記事

• バンコクで「桜まつり」が開催されました
• 色が変わる不思議なお茶「バタフライピー」
• 知る人ぞ知る「ドラゴンタワー」の奇想天外な魅力

「タイ」の他の記事

• バンコクで「桜まつり」が開催されました
• 色が変わる不思議なお茶「バタフライピー」
• 知る人ぞ知る「ドラゴンタワー」の奇想天外な魅力