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アメリカ:シアトル

ハフマン・ワカバ

職業…兼業主婦(メーカー勤務)

居住都市…シアトル(アメリカワシントン州)

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11月ごろは嵐が多いシアトルですが、今回のように夏に起こるのはまれでした。葉がまだたくさん木についていたので、風で揺さぶられ倒れた木も多かったようです

11月ごろは嵐が多いシアトルですが、今回のように夏に起こるのはまれでした。葉がまだたくさん木についていたので、風で揺さぶられ倒れた木も多かったようです

「災いは忘れたころにやって来る」と言いますが、我が家の場合は、思いもよらぬころというのが正しいかもしれません。
8月の最終土曜日、シアトルエリアを強風が襲いました。その結果、たくさんの大木が倒れたり、折れた枝が電線に引っかかったりして、2人が死亡、15万世帯以上で停電が起きました。ただ風の強さは地域によって差があったようで、「そんな強風だったけ?」という人もいましたが。


我が家の場合は…。なんと、隣家の木が裏庭に倒れてきてテラスの屋根を半壊。家の屋根にも枝が刺さって雨漏り。そして庭にあった物置小屋大小2つも壊れてしまいました。幸い家族にけがはありませんでしたが、木が倒れてきた衝撃音は思い出すだけでも身震いします。室内にいたものの、私はテラスの屋根がなかったら木が直撃する位置にいたので、「助かった」というのが本心です。


別アングルからみた裏庭

別アングルからみた裏庭

風で飛んできた枝や葉、倒れた木で埋め尽くされた庭を見て呆然とする私の横で、降り始めた雨を心配し、夫は屋根にブルーシートをかけたり、保険会社に電話したり。私が出来たことといったら停電で困らないようにろうそくや懐中電灯を探したり、火を使わずに食べられるもの(うちのコンロは電気コンロなので)で夕食を作ったり、といったことぐらいでした。


ビニールシートで屋根の穴をふさぐ応急処置をしました

ビニールシートで屋根の穴をふさぐ応急処置をしました

数日後、加入していた保険会社の人が被害の査定をしに来ました。家の内外を見て回ったり天井を触ったり。同じ日の夕方には査定金額が出てきましたが、こういった経験が初めての私には、目の前に広がる残骸と金額が見合うものなのか、正直見当がつきません。
1週間ぐらいして支払い金額の一部のチェックが送られてきましたが、これは家のローン会社が管理するとのこと。いくらか先払いされるものの、補修が済んで検査官による審査に通らないと、全額は支払われない仕組みのようです。


「備えあれば憂いなし」とはいうものの、倒木の瞬間に子供や自分の身をとっさに守れたかというと正直無理でした。将来に備えてできることといえば、まだ数本残る木を切ってもらうよう、隣家にお願いすることや防災グッズを揃えることぐらいしか思いつきませんが、今回を教訓に出来ることから始ようと思います。


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