こんにちは、先日お伝えした市長選挙が今日行われました。既に開票が行われ、ほとんどの市長が右側の市長が選出されました。現在の左側のミチェル・バチェレ大統領が選出されてからのチリ経済が右肩下がりになっている影響から、市長選挙は右側の市長が多く選ばれたようです。今回の選挙の影響から、1年半後の大統領選挙では、右側のピニェラ元大統領が選出されるのだろうと政治学者たちは考えています。

ところで、今日の選挙で日本と違って面白いと思った点は、選挙会場に警察と機関銃を持った軍隊がいたところです。それだけ選挙を巡っていままで騒動が何度も起きているからなのか、少しでも今の生活を改善するために選挙にかける国民の思いが本当に真剣なものだということが伝わってきました。

もう一つ面白いのが、選挙当日は朝5時から選挙が終わるまで、アルコールの販売が法律で禁止されているということでした。アルコールを販売する店はどこも閉店しており、スーパーでもアルコールはレジを通すことができないようになっていました。なんだか機関銃にしろ、選挙当日はお酒の販売を法律で禁止するなど、なんだかとても真面目なチリの国民性が見えるようでした。しかし実際は半数以下の投票率だったそうで、なんだか真面目なのか真面目じゃないのかよくわからない感じでもあります。

最後に、今回の選挙で面白いニュースがいくつか放送されていたので、ちょっとご紹介します。120歳のおじいさんが投票に行ったというニュースや、酔っ払いが選挙へ行き警察に連行されたとか、チリ領土の南極での選挙など色々な選挙ニュースが流れていました。そしてなんと、カーテンで仕切られた投票ブースの中で便意をもよおして漏らしてしまったというニュースも放送されていたのには、本当に驚きました。なんだか平和なニュースすぎて笑いが止まりませんでした。

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