台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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上から場内を撮影

上から場内を撮影

 毎年11月に行われ、多くの来場者で賑わう台北国際旅行展ですが、今年は11月4~7日に世界貿易中心1、3号館で行われました。今年は、主催者が入場規制を行うほどの盛況で、4日間合計で過去最高の38万人が会場を訪れました。

 私も、来年の旧正月の帰国用の航空券が気になり、会場へ行きましたが、来場者が想像以上に多く、旅行代理店のブースでもじっくり話を聞く余裕がありませんでした。

 そこで、どんなものがあったのか気になり、会場を回りましたので、その様子を紹介します。


1号館の2階より

1号館の2階より

 1号館で目立ったのが、日本のブース。
 1枚目の1階だけでなく、2階の別会場でも目立っていました。

 


昇龍道ののぼり

昇龍道ののぼり

 今回、目立っていたのは、中部地方の愛知、岐阜、富山、石川を南から北へと縦断する新しい旅の観光ルートである「昇龍道」でした。

 私がこの「昇龍道」を知ったのは、昨年見た”名古屋市内のホテル(の予約が)取れず、出張で名古屋へ向かう日本人ビジネスマンが困っている”という報道です。その原因になっているのが「昇龍道」という旅行のルート。
 「縁起がいい開運ルート」ということで、中国語圏の観光客に人気があり、そのスタート地点である名古屋のホテルがなかなか取れない、ということです。私自身、名古屋のホテルの予約をした際、全然取れないだけでなく、どうにか取れたホテルへ当日宿泊したら「日本人どこ?」と思わず叫びたくなるくらい、中国語圏の旅行者がホテルにいたため、驚いた記憶があります。


昇龍道の旅行ルートの価格表示

昇龍道の旅行ルートの価格表示

 そのため、台湾の各旅行代理店の価格表示には、上の写真のような料金表示がこれまで以上に多く見られました。

 ちなみに、この昇龍道は、電車ではなく、バスでの移動がメインになります。

 富山、金沢は、2015年から東京から新幹線でも行けるようになりましたが、昇龍道の方が人気があるようで、驚きました。

【参考】
*昇龍道公式HP
http://www.dragonroute.net


北海道も健在

北海道も健在

 昇龍道に限ったことではありませんが、2年前と比べても、日本の存在感は大きくなっているように見えました。

 その背景にあるものを考えると、街中でも当たり前のように見かけるようになった日本語の看板、こちらで紹介している高校の第2外国語学習における日本語学習者の増加など、台湾の社会で「日本・JAPAN」がますます身近になってきているのが遠因かもしれません。

 この辺りの背景にあるものについては、改めてimaで紹介していければ、と思います。今後もよろしくお願いします。


*追記
来年の台北国際旅行展は10月27~30日に開催予定です。


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