ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

晩秋に入りすっかり陽が短くなりました。水力発電に頼るネパールでこれまで乾季に避けては通れなかった長時間の計画停電。毎年この時期は一日の半分以上が停電していました。そのため蝋燭や、充電式ライト、蓄電インバーター、自家発電機と大金をはたいて自衛策を講じてきました。


昨年の燃料危機には、ガス不足で市民が一気に電磁調理器を使ったことで、市内各所でトランスフォーマーが故障し、数日間に亘って電気が復旧しないという事態となりました。これには身は疲れ果て、心も荒れました。寒くて暗い惨めな冬を過ごして十何年。今年は一体一日何時間になるのだろう?恐々と迎えた秋、ほとんど停電しないではありませんか!


やっとネパール電力公社が本腰を入れたようで、汚職を正し、盗電を取り締まり、新システムを導入し電力配分のマネージメントを見直したことで、カトマンズ盆地と隣のカブレ郡は計画停電フリーゾーンになったのです。

雨季の8月には1日7時間の計画停電が実施されていたとうのに!こんな夢のようなことが現実に起こるとは!

おまけに、インバーターや充電をしなくなったおかけで、100メガワットの節電効果、大気汚染の一因であったディーゼルの消費も大幅に抑えられたと報告されています。

これまで国民は何年も最小限の明かりや暖を採ることもままならず、辛い思いをしてきたこと、電化製品を故障させ、健康被害をももたらした電力公社の責任は重大です。


先日夕方に1、2時間の停電がありました。「ん、計画停電再開か?事故か何か、この地域のみの突発的なものか?」電気のある暮らしに慣れてきたところで嫌な予感が…。幸いすぐに復旧し、電力公社がシステムエラーで発生した停電であると市民に異例の謝罪をしたのです。これにはびっくり!


現在電力は足りていても停電がないことで多くの人が電化製品を買い求め、24時間使い始めるとまたこの先足りなくなってしまうのでは?とは言え、我が家もこれまでなかった洗濯機をそろそろ買ってしまいたいと本気で考え始めています。もちろんこれまでどおり「節電、節水」を心がけます!


レポーター「うえの ともこ」の最近の記事

「ネパール」の他の記事

  • 660 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives