ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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昨年の新憲法で国民の祝日の変更がありました。国の記念日やヒンドゥー教関連の行事、主要民族の新年は変わることなく祝日です。共和制の世俗国家となった以降2007年から祝日とされていたクリスマスは、今年はクリスチャンのみの祝日とされ、暦上は平日となっていました。

12月25日はちょうど日曜日。ネパールは土曜日が休日で日曜始まりになります。近年クリスマスは祝日として、お祭りのようにお祝いし、スーパー、レストラン、ホテルも掻き入れ時でPR合戦を繰り広げていました。学校でも、ツリーを飾ったり、クリスマスソングを歌ったり、赤いサンタ帽子姿の子どもたちが溢れ、すっかり定着してきた感があります。
しかし今年は平日ということで、ディナーやホテル宿泊のパッケージも売り上げは伸びず、経済効果はイマイチになろうと思っていました。


ローカルバザールでもクリスマスグッズ、オーナメントが売り出し。

ローカルバザールでもクリスマスグッズ、オーナメントが売り出し。

ところが24日、政府は急遽キリスト教団体の圧力を受ける形で「明日クリスマスを国民の祝日とする」と発表しました。


クリスマスツリーもあちこちに飾られています。

クリスマスツリーもあちこちに飾られています。

イスラム教のイードは大体の日取りはわかるものの正式な休日が直前に決まりますが、今回はわかりきっていたクリスマスの日。なぜもっと早く決定できなかったのか、頭をひねります。


お休みになって国民が家族とリラックス知ってゆっくり過ごせる一日になったのはよいけれど、前もってわかっていれば、土曜日からの連休でどこかに出かけたり、誰かと会う約束もできたはず。無計画で行き当たりばったりのやり方はいつものことですが、国民も経済界も、特にキリスト教徒の人々は翻弄されてとても迷惑です。



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