ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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 3月、サンパウロは収穫の秋です。ブラジルは四季があいまいだと言われますが、少なくてもサンパウロでは月ごと、季節ごとに咲く花や実を結ぶフルーツがあります。

 様々なフルーツが実りを迎えていますが、ブラジルを代表するフルーツの一つ、アセロラも収穫の季節です。

 サンパウロのスーパーなどでも生のアセロラはパックにされて販売されていますが、積極的には購入しないという人が少なからずいます。そのくらい、街中で一軒家に住む人や田舎に住む人などは、庭にアセロラの木を植えていることも珍しくないからです。


 サンパウロの家の造りは、家の前側よりは裏側に庭のあるタイプが多いです。そのため、裏庭までのぞくことはできませんが、アセロラがあるという家の話は時々聞きます。もちろん、家の正面の花壇にアセロラを植えている場合もあります。

 旬の季節になると、アセロラはたわわと果実を付けます。一人暮らしや老夫婦だけでは使いきれず腐るのも早く、放っておいても小鳥が食べたり熟れて落下するだけなので、アセロラの木がある家庭は適当にアセロラを摘んでおすそ分けするというのもよくある光景です。


 ブラジルは様々なトロピカルフルーツの原生地であり、都会を離れれば自宅の庭に何かしらのフルーツの木があって、購入するという感覚だけがフルーツの入手方法ではありません。アセロラもまさにそんなフルーツの一つで、購入する果物というよりは、庭で摘んだりおすそ分けに預かるという意識を持つ人が少なからずいます。

 ブラジルのアセロラはそのまま食べてもかなり酸味が強いため、ジュースにする場合は、オレンジジュースで割るのがよく好まれる飲み方です。




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