フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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負傷しなかった人々の避難所となった空港近郊のスポーツセンター

負傷しなかった人々の避難所となった空港近郊のスポーツセンター

3月22日早朝にベルギーで起こった同時多発テロの現場に、偶然にも 私の家族と友人が居合わせていました。
その日の午前中は、皆が連絡を取り合ったため回線が混雑しネットも不可能だったらしく、無事だと連絡が入ったのは午後でした。

事件の当日の朝、出発ロビーにて搭乗を待っていたら、7時30分頃「避難せよ。立ち去れ。」と放送が入ったそうです。警官たちは、待機態勢になり指示を待っている感じだったといいます。「避難せよ」と放送は繰り返されるが、どこへ?!という指示がないため、動かなかったそうです。
それから、8時頃 爆発が始まった。今思うと、空港内は、いつもよりも動きが無く静かだったといいます。
自分の乗る飛行機も予定時刻に来ないし、周りでも、飛行機へ搭乗していく人々の動きを感じなかったので、後から考えると不思議だったそうです。
ある一部の人たちは、前もって事件が起こることを 知っていたように感じられたそうです。

空港から避難するのも、一苦労だった上、事件2日後でも、空港に預けた荷物は 空港が閉まっているため受け取れません。
かなり破損した空港が、いつオープンするのか判らない状態なので、3日後 仕方なく友人は列車にてパリに移動。彼女の8歳の娘は、以後 悪夢を見て眠られないそうです。
私の家族は、2日後 首都ブリュッセル南方の街リエージュの空港から何とか移動することができましたが、「人の手を縛り付ける事が出来る」という理由から荷物を纏めるために用意していたガムテープを没収されました。

彼らの話しを聞くと、かなり緊張状態であるのが伺えました。
用心しようのないテロが、欧州で まだまだ続きそうで 本当に怖いです。

*あいにく、現場の写真はありません。
空港に集まってきたカメラマン達は、空港内に入れさせてもらえず、外に集まっていたそうです。撮っていたら貴重だったなあ…と思ったが逃げるので精いっぱいで撮るなんて出来なかったそうです。






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