「今年は例の大洪水の年に続くくらい、雨の量が多いらしいよ」
そんな話を聞いたのはつい最近の事です。
「例の」というのは2011年にアユタヤで日系企業が甚大な被害を受けた大洪水の事。
「まさか」とは思うものの、そんな予感が無いわけでもありません。

と言うのも、６月以降、私が遭遇した冠水の数は、１０回にやや満たない程度。これはさすがに多すぎます。
我が家（コンドミニアム）が面する道路が特に冠水しやすいということは、とうに気づいていおりますが、今週は、出かけ先で用をすませて外に出たところ、洪水が始まっていたという憂き目に2度もあったのです。
出先で長居するわけにも行かず、やむなく傘をさして外に出るのですが、靴もズボンもあっと言う間にびしょ濡れ…とんだ災難です。

軽く降る雨なら、長く降り続けても水は溜まりません。でも“どしゃ降り”の場合は、ものの15分もたたないうちに冠水傾向が見え始めます。
市も一応排水には手をかけているようですが、いっきに降られると下水溝のキャパが悲鳴をあげるようです。
また土地の高低差、下水溝の汚れ具合もあるのでしょうが、全く水が溜まらない場所もあれば、一手に雨水を引き受けているような場所もあります。
我が家の面する通りがそのひとつです。

でも、冠水したといっても、水は大抵あっという間に引きます。
今日冠水に遭遇した私も、腹をくくって待つつもりで、店に入り鴨肉麺を注文しました。ゆっくりと食べ終わる頃には、通りは正常に戻っていました。

だからこそ、「あと一歩の努力で冠水も減らせるんじゃない？」と思うのですが…

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