アンニョンハセヨ（こんにちは）。こちら韓国、秋から春にかけてPM10やPM2.5、黄砂など大気汚染がひどいことをしばしばお伝えしています。夏もオゾン（日本での光化学オキシダントを指すようです）問題が前からありましたが、今夏は更にひどくなっています。

日本では0.06ppmを超えると環境基準超とされるオゾンも、0.091からが「悪い」指数と、かなり基準が緩い韓国。それもそのはず、0.06では毎日が環境基準値超になってしまうでしょう。
先日は中国からの汚染物質の影響もあり、通常夜には下がるはずのオゾンが、1日半に渡ってずっと0.1前後という状態でした。

近年ようやくPMの恐ろしさを論じ始めた韓国ですが、オゾンについてはまだまだ気にしている人は多くありません。
さらに、「大気汚染がひどいこと」が日常であるため、とある保育園では大気汚染対策を気にして質問した保護者に対し園長先生が「この子たちが大人になるときにはもっと大気汚染はひどくなるはずですよ。どう対策するかじゃなくて、今から体を慣らさないと！」と冗談にもならない受け答えをしたそうです。

また、韓国で大気汚染物質の測定値速報を発表している「エアコリア」が算出方法をごまかし、韓国が日本や米国よりもオゾンの数値が低いように見せかけていたと報道がすっぱ抜き、問題にもなりました。

数年以内に、古い軽油自動車の走行禁止と買い替え補助事業が始まるそうですが、周辺国と連携しもっと真剣に大気汚染解決に取り組まなくてはならない時が来ています。

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