バンコクではショッピングセンターなどの公衆トイレはたいていキレイに清掃されていて、不快な思いをすることはほとんどありません。
それなのに、個室に入ったとたんに「イヤだなぁ」と思うことがあります。
それは個室のドアにこんな事が書いてあるからです。

「トイレットペーパーを流さないでください」

普通は「トイレットペーパー以外のものを流さないでください」となりますが、ここでは「トイレットペーパーを流さないで」と書いてあるのです。
もちろん使用済みのトイレットペーパーの事です。
その理由は「排水管が細くてつまりやすいから」だそうです。

家ではトイレットペーパーを普通に流す事ができるし、日本人御用達のスーパーマーケットではトイレットペーパーを流すな、とは書いていません。
なのに、なぜ外国人も多く訪れる大型ショッピングセンターでこんな“お願い”をしなければいけないままなのか、不思議な気がします。

当然のことですが、トイレットペーパーを“流しちゃ行けない”トイレでは、使用済みのトイレットペーパーはゴミ箱に捨てるようになっています。
清掃はこまめに入っているようですが、それでもゴミ箱の中にはゴミがたくさん入っていることが多く、蓋もついていない事がほとんどのようです。捨てやすいように、なのでしょうか。
使用済みトイレットペーパーが入っているゴミ箱、５年たった今でもまったく慣れません。

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