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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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実行委員会の委員長、副委員長を決める選挙

実行委員会の委員長、副委員長を決める選挙

 2012年からずっと台北市立第一女子高級中學(以下、北一女)の卒業式を紹介していますが、ここまで長く追いかけていると、いろいろなことが見えてきます。

 準備に携わる卒業生たちの特徴の変化、仕事に対する意識など、毎年違う姿を見せていますが、その後さらに他校の様子を追いかけることで、さらにその違い、個性といったものが際立ってくるような気がします。

 今年も違った様子がありましたので、その様子をしばらく紹介していきます。

 まずは、上の写真。5月1日に行われた委員長、副委員長を決める選挙で、自身の政見を披露する様子ですが、自身が学校を代表する儀仗(ぎじょう)隊の隊長とマーチングバンド部で部長を務めた実績から、学校側と交渉を進めるのに優位な立場であると強調し、「自分たちが代表に就任したら約1カ月楽しいよ」とアピールした結果、高い支持を集め、選ばれました。


作業場の受付で

作業場の受付で

 その後、卒業試験を挟み、準備作業を着々と進めていきました。式の途中、5月27~30日の端午節の連休がありましたが、ここを見越して、できる限りの作業を全部済ませ、連休を確保したのはさすがでした。

 今回は実行委員会と私の都合が合わず、卒業式前は結成式と連休前の26日のみの訪問となりましたが、装飾を過去の卒業生らと比べ、簡素化することで、作業時間を短縮し、管理もしやすくしたように感じました。


正門で来客を迎える儀仗隊

正門で来客を迎える儀仗隊

 卒業式当日は、今にも雨が降り出しそうな天気の中行われました。開始前は雨がまだ降っておらず、気軽に外に出て写真を撮ることができました。

 来賓や父兄が訪れる7:15ぐらいから正門と会場の講堂兼体育館の入り口前で、儀仗隊が来賓と父兄を迎えました。


会場までの通路より

会場までの通路より

 通路には、テーマに掲げた映画「ナイトミュージアム」の世界を再現すべく、両側の木に自分たちで描いた絵を貼りました。しかし、前日に土砂降りの雨が長時間降り続いたことで、一部の絵がボロボロになり、その修復作業に追われる姿もありました。


会場前の入り口の様子

会場前の入り口の様子

 日本と違い、会場には各クラス整列して入場せず、卒業生の担任教師入場が始まる8:20より前に、各自で入場します。

 場内の様子は、次回に続く。


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