台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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VTRで登場

VTRで登場

 柯文哲(コー・ウェンジャー)台北市長は、楊世瑞(ヤン・シールイ)校長のあいさつ前にVTRでの登場となりました。これを知ってか、マスコミが会場へ来ることはなく、過去3年より落ち着いた感じの雰囲気になりました。

 本来なら父親として会場へ来て、娘さんの晴れ姿を見たかったと思うのですが、いろいろなことを考えた上でのVTR登場だったように思います。


寸劇の様子(原始時代)

寸劇の様子(原始時代)

 今年の卒業式は、映画「ナイト・ミュージアム」をモチーフに博物館で出合ったものを通して主人公が成長していく姿を追いかけていくストーリーです。「SERENDIPITY(思わぬものを偶然発見する; weblio辞書より)」というイギリスのホレス・ウォルポールが生み出した造語をタイトルに用い、個性を出した感じです。

 


寸劇の様子(孔子、ソクラテスら古代思想家が登場する場面)

寸劇の様子(孔子、ソクラテスら古代思想家が登場する場面)

 今年の実行委員会が用意した台本は、このような感じです。

 高校卒業を翌日に控えた小緑(日本なら「緑ちゃん」という感じ)は、学校から帰り、いつものようにLINEのメッセージをチェックしていると、おじのラリーから、自身が経営している博物館の夜の警備をお願いするメッセージを見つけました。

 小緑は、「面倒だなぁ」と感じ、断ろうかと考えていましたが、父から「ラリーおじさんから話は聞いている。誰にも迷惑を掛けるなよ」というメッセージが届き、渋々博物館へ向かいます。

 到着後、おじのメッセージの通り、おじのロッカーから博物館の説明が記された書類を取り出し、施設を一回りして確かめます。確認後、猿の鳴き声のようなものが聞こえ、振り向くと、そこには1匹の猿が。小緑は驚き、手にあった博物館の出入り口の鍵を落とし、壊してしまいます。

 壊れた鍵を前に、ショックを受ける小緑。

 その小緑に構わず、猿は鍵の破片を持って、素早く逃げていきますが、小緑も負けてはいません。おじに迷惑をかけまい、と猿を追いかけていきますが、そこに待ち受けるのは、原始時代、古代思想家、アメリカ西部開拓時代、西部劇の展示エリアにあった歴史上の人物たち。

 果たして、小緑は無事に鍵の破片を全部集め、修復し、博物館を出ることができるのでしょうか。

 このストーリーで、主人公の小緑が卒業生、博物館が学校、他の登場人物が学園生活で出合うさまざまな出来事を表しています。


表彰式の様子

表彰式の様子

 毎年のことですが、寸劇、動画を挟みながら表彰式、卒業証書授与などの儀式が進んでいきます。


卒業式実行委員会のダンス

卒業式実行委員会のダンス

 もう一つ欠かせないのが、各ダンス部のダンスと卒業式実行委員会のダンス。実行委員会は、韓国の人気アイドルユニット「TWICE」ののダンスを披露しました。

 前半はこのような形で進み、後半の「卒業の儀式」、卒業証書授与などに続いていきます。

*参考

TWICEの「KNOCK KNOCK」のダンス動画
https://www.youtube.com/watch?v=idOQFSu_4Ok


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