何これ!? 面白いものと出合えるマーケット「ビオビオ」
2017.08.13 up
年代を感じるボロボロのマネキンファミリーも販売中
チリの面白いマーケットについてお伝えしたいと思います。サンティアゴの南部に位置する旧市街の端にある、ビオビオ地域は19世紀から1970年代まで国営食肉処理場として栄えた場所でした。今はそんな雰囲気は残っていません。家具、アンティーク品、服、日用品、レコード、ゲームなど「ビオビオで探してないものはない!」というほどいろいろな商品であふれています。
ペルーやボリビア、欧州からのアンティーク品がごちゃ混ぜで売られています
最寄りのフランクリン駅を降りてすぐに、家具や洋服店の前に南米諸国から移住してきた人たちが、布を広げてベルトやアクセサリー、帽子など小物を売っている場所がずらりと広がっています。
サンティアゴでは近年、路上販売が厳しく、警察は無許可で販売する人に罰金を科しているのですが、ビオビオではどうやら路上販売の取り締まりが緩いらしく、いろいろな人がいろいろな物を持ち寄って自由に販売しています。更に奥へ真っすぐ進んで行くと現れる大きな倉庫を改装して作られたスペースにはレコードやアンティーク品などを販売する場所が広がっています。
面白い「王様の椅子」を発見。路上では、手作りの家具や置物も売られています
そんなビオビオで私が特に気に入っているのは、アンティーク品売り場です。戦前の日本で作られた子ども用のブリキのオモチャや、19世紀のチリの裕福層の子どもが使っていたヨーロッパから輸入したブーツ、紀元前に使われていたという豆粒ほどの大きさの金貨、南米原産の昆虫の標本など、普段見ることのない貴重な品がたくさん売られています。
ある倉庫の入り口。こうした倉庫がたくさんあり、中には所狭しと商品が並んでいます
小物ばかりではなく、アンティーク家具などもたくさんあります。チリはスペインの植民地だった時期があるので、今では使わなくなった、かつてのヨーロッパからの移民たちが使っていた年代物の家具が安く売られていたりもします。
ただし、この地域はスリも多いので貴重品は手から離さず、撮影中にカメラを盗難されないよう注意をしながら散策する必要があります。それでもとても面白い場所なので、チリへ来る際にはぜひお立ち寄りください。面白いお宝と出合えること間違いなしです!
道端には新鮮な果物やジュース、注文を受けてから搾る、新鮮なロバ乳屋もいます
◆BIO BIO (ビオビオ)
<行き方>地下鉄2号線Franklin(フランクリン)駅を出て右折徒歩約5分。Placer(プラセール)通りと、ビクトルマヌエル(Victor Manuel)通り沿いにあるガルポンや、その周辺に集中してアンティーク品を扱っているブースや店舗が多くあります。
<営業時間>平日は営業していない店舗が多いので、週末に行くことをお勧めします。
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