キングフィッシャー航空の行く末は?
2011.12.27 up
赤と白で目立つチケットです
Kingfisher Airline(以下KF航空)で旅をする人たちは今日も不安な気持ちで空港に向かっています。
国内3位のKF航空は経営不振でキャッシュフローが悪化し、燃料費や従業員給与の支払いが滞っているため、一日に数十便も欠航を余儀なくされる状態に陥っているからです。
中々美味しい機内食です
さらに税務当局から銀行口座差し止めを食ったから大変です。
もともと、インドKF航空は最大のビール醸造会社ですが、全く畑違いの航空業界に参入したのは2005年。
中間層や富裕層の急激な増加に伴う飛行機乗客数の増大を大きなビジネスチャンスと捕らえてのことでした。
サービスも上質だと思います
インド全体の乗客数は順調に伸びていますが航空業界の自由化でSpice JetやIndiGoなどの格安航空会社が参入して過当競争となり、良質なサービスがゆえに高コスト体質のKF航空の経営を圧迫しています。
明るい機内で快適な空の旅なのですが・・・
KF航空が失速して消え行くのか、増資による自力再建の道を選ぶのか、他社との合併での生き残るかその行方には暗雲が立ち込めています。
財政難であげくキングフィッシャーはいかに?
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1 - Comments
TSより:
2011 年 12 月 31 日 13:24:08
航空業界を自由化すると、競争が激しくなって経営破綻したり、
倒産する航空会社がでてくるのは70年代(だったかな?)の
アメリカに続き、欧州、日本とどこも同じですね。
インドは急成長の陰で問題を抱える企業も増えているようですね。
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