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写真は、カトマンズの街の西に流れるヴィシュヌマティ川。カトマンズ市内を流れる川は、大小問わずご覧のようにゴミ捨て場と化して、ひどい状況です。
ごみの集積場かと見まがうほどのひどい有り様。
ゴミの回収業者が、川に持って行って捨てることもあると聞きますし、「家の中からゴミが無くなればいい」という考えの人も多く、家からゴミを持って出て、川に放り投げる姿を目にすることもしばしばです。
あまりのモラルの低さにあ然とさせられますが、川に(どこでも)ゴミを捨てるという行為を、悪いことだと思っていないようです。

割れたレンガやプラスティックバックや…
このような汚れた光景を見て嘆いているのはほんの一握りの人たちで、大半はどう思っていると思いますか?
「雨期になれば、増水してこのゴミも流れていく。きれいになる!」
流れていったそのゴミが、消えてなくなるとでも思っているのでしょうか…。ここから海までの長い道のりを、誰も想像できないのです。
川だけでなく、街の中もごみが溢れています。「ゴミはゴミ箱に捨てる」という観念が浸透していないため、どこにでもゴミを捨てて歩きます。
生活排水や工場からの排水も処理されぬままに川に流れ込みますので、水質汚濁も深刻です。これから夏になると周辺地域では悪臭にも悩まされることでしょう。
美しい川、街を取り戻すために住民の意識を変えるには、まだまだ時間がかかりそうです。
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