ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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商店では例年より販売数が減らされた復活祭の卵形チョコレート

商店では例年より販売数が減らされた復活祭の卵形チョコレート

 4月1日に控えた復活祭。スーパーなどでは恒例の卵形チョコレートが販売されるのが風物詩ですが、昨年までの風景とは少し異なります。昨年までに比べ、近所の商店での卵形チョコレートの取扱数が大きく減少したということです。

 インフレでさまざまな商品が値上がりし、原料費の高騰、昨年で底を打ったと言われるものの一般市民の懐具合は決して良いとは言えない中で、復活祭の卵形チョコの販売と消費動向への影響も出ていると言えそうな様相です。


卵形チョコに代わって店で目立つコロンバ

卵形チョコに代わって店で目立つコロンバ

 購入しなくても見ているだけで時節を感じられる近年の卵形チョコレート。毎年、チョコレートを取り扱う大手食品会社は競うようにして卵形チョコに新しい工夫を凝らすなどして、目新しい商品を販売してきました。

 ところが、卵形チョコを販売していた店で、今年は復活祭を1週間前に控えてもほとんど販売していない店もあります。「復活祭直前には売りますよ」と店員さんから聞きましたが、ここ10年以上、全くなかった状況です。

 チョコレートの代わりに目立っているのが、これまでも毎年販売されていましたが、卵形チョコに比べて影の薄かった「コロンバ」と呼ばれる焼きケーキです。このコロンバの方が今年は例年以上にさまざまなタイプの商品が取りそろえられています。

 多くが通常のシンプルな焼きケーキのコロンバにたっぷりとチョコをかけたり、チョコクリームを詰めたりしたものとなっています。


卵形チョコに代わって店で販売されるのが目立つコロンバ

卵形チョコに代わって店で販売されるのが目立つコロンバ

 板チョコ100グラムが6レアル(約200円)ほどで購入できるのに対し、卵形チョコは同じメーカーの商品で170グラムで40レアル(約1300円)ほどと、かなり割高です。卵を割ると中から何かが出てくる楽しみはありますが、卵形チョコは300グラム以上で見栄えすることもあり、1個60レアル(約2000円)くらいの商品も一般的です。コロンバの方がボリューム感もあり、割安感はあります。

 通常、人にプレゼントされることが多い卵形チョコですが、この割高感では、消費も低迷してきたにここ数年に違いありません。メーカーも商店も、赤字を避けるために新たな戦略に出た今年の復活祭のお菓子商戦と言えそうです。


卵形チョコに代わって店で販売されるのが目立つコロンバ

卵形チョコに代わって店で販売されるのが目立つコロンバ


卵形チョコに代わって店で販売されるのが目立つ、チョコがたっぷりかかったコロンバ

卵形チョコに代わって店で販売されるのが目立つ、チョコがたっぷりかかったコロンバ


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