ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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NGOアフリカ・ド・コラソンの事務所でフードカードの説明を行う職員

NGOアフリカ・ド・コラソンの事務所でフードカードの説明を行う職員

 在宅ワークからオフィスワークに戻り始める人も少しずつ増え、飲食店の営業時間も少しずつ延長が認められるようになり、社会での経済活動は戻りつつあるように見えるブラジル。

 しかし、イベント業や観光業など、特定のビジネスでは再開の目途が依然立てられず、非正規雇用の労働者などは無収入や低収入の状態が続いています。食料品を購入するのにも大変な人が決して少なくありません。

 子どものいる家庭では学校も半年間オンライン授業となっており、家庭が中心で子どもたちの食事を用意しなければなりません。学校がある時は、学校の給食が1日の貴重な栄養源となっている子供もブラジルにはいます。


JBSが寄付を行っているフードカード

JBSが寄付を行っているフードカード

 その様な状況を少しでも改善するべく、ブラジルに本拠を構える多国籍企業の食品メーカーJBS S.A. (JBS-Friboi)は、コロナウイルスの影響により家計がひっ迫した家族を支えるため、ブラジル各地の社会的に脆弱な立場にある人々を支援するNGOなどと協力し、100レアルのフードカードを届けています。ブラジルがパンデミックに入り5カ月を過ぎた8月からこの寄付を開始しました。

 フードカードにより家族に購買力を与えることは、地元の商業を活性化することにもつながります。


セスタ・バジカやフードカードを受け私が行われているNGOアフリカ・ド・コラソンの事務所

セスタ・バジカやフードカードを受け私が行われているNGOアフリカ・ド・コラソンの事務所

 サンパウロ市内でも、難民や移民を支援するNGOの一つアフリカ・ド・コラソン(PDMIG-ÁfricadoCoração)がJBSから寄付を受けて、1枚100レアル(約2000円)のフードカード1000枚を配布しています。

 カードの受け取りは登録制です。同NGOの事務所には連日多国籍の難民や移民約30人ほどが、セスタ・バジカ(基本食料の詰合せ:1箱20レアル(約400円)相当)とともにフードカードを受け取りに来ます。サンパウロ、リオデジャネイロ、クリチバ、フロリアノポリス、ポルトアレグレ、ブラジリアの各都市にある支部でも同様の寄付と配布が行われています。

 コロナウイルスによって家計が悪化した状況で、フードカードはつかの間とはいえ、多くの家庭に安心をもたらす寄付の一つとなっています。


登録された1日にフードカードを受け取りに来る人のリスト。

登録された1日にフードカードを受け取りに来る人のリスト。

 


フードカードの説明をするNGOアフリカ・ド・コラソンの代表

フードカードの説明をするNGOアフリカ・ド・コラソンの代表


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