12月18日のカタールのナショナルデー、今年は控えめな祝賀イベント
2024.12.23 up
祝日に合わせて大きなカタール国旗や首長の顔写真が掲げられた観光名所
カタールの首都ドーハは、ブラジルと日本間の空路の直行便の経由地の一つです。特にブラジル国籍者にはビザが不要で乗り継げて、預け荷物もそのままスルーできるた近年はおススメされている路線です。
12月18日はそのカタールの国家記念日です。この日は、1878年にジャーシム・ビン・ムハンマド・アール=サーニーがカタールの建国者として国家統一の基盤を築いたことを記念しているということです。彼はオスマン帝国の影響下からカタールの自治権を強化し、現在の国家の基礎を築いたことで称えられています。同じ頃、やはりオスマン帝国の影響から逃れてレバノンやシリアを中心にブラジルにも移民してくるアラブ人(当時はブラジルでトルコ人と呼ばれた)たちがいました。
ドーハ市内の観光名所であるスークワーキフの一角には、祝日に合わせて大きなカタール国旗の下に建国者から歴代の首長の名前と顔写真が掲げられていました。
祝日に合わせて大きなカタール国旗の下に掲げられた建国者から歴代の首長の名前と顔写真
毎年、国家記念日の祝日には市内各所でパレードや花火、伝統文化の展示、家族向けのイベントなどが行われてきたということですが、今年は4連休となったにもかかわらず、ドーハで過ごしていたハマスのトップがイラン滞在中に亡くなったことを弔い、例年よりもイベントが少なくなったということです。
それでも、国家記念日に合わせてサッカーのインターコンチネンタル杯のチャンピオン大会が開催されたり、インドの有名な女性歌手のショーステージが行われたり、市内の著名な観光地や町中ではカタール国旗がはためいていました。
外国人観光客の多いホテルの中には記念日を祝して宿泊者も招待してケーキカットを行う光景も見られました。
外国人客の宿泊者の多いホテルでカタールの国家記念日を祝して行われたケーキカット
国家記念日はカタールのナショナリズムや団結を象徴する重要な日となっています。特に2022年には、今年開催されたインターコンチネンタル杯のチャンピオン大会と同様に、FIFAワールドカップ・カタール大会の閉会式と同日であったため、国内外で特別な注目を浴びました。
この日を通して、カタール人は自国の歴史、文化、そして国家としての発展を改めて称えています。この日を通して、カタール人は自国の歴史、文化、そして国家としての発展を改めて称えています。
カタール国旗が掲げられたメトロの構内
観光名所のアートギャラリーで飾られた現首長と全首長の絵
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