ブラジル産が国内鶏肉の70%をシェアするカタール
2024.02.03 up
カタールで販売されているブラジルから輸入された冷凍鶏肉
農業大国のブラジルは、世界への鶏肉輸出大国でもあります。日本でもブラジル産鶏肉の存在感は高く、農水省のデータによると、近年の日本の鶏肉市場は約3分の2が国産で、残りは海外からの輸入です。そして、輸入された鶏肉の内、4分の3近くがブラジル産となっています。
輸入鶏肉をブラジル産が占めている数ある国の一つが、今アジアカップで注目を集めているカタールです。2022年のサッカーワールドカップの時には、ブラジルとカタールの貿易関係を紹介するニュースがあり、その中でブラジルからカタールへの輸出品目のトップ10の3品目が食肉で、堂々の第一位に鶏肉がランクインしていました。
カタールの鶏肉市場の約70%がブラジル産鶏肉、残りが国産ということで、昨年もその状況は大きな変化はありませんでした。
ブラジルからの輸入鶏肉が販売されているカタールの冷凍食品売り場
実際、カタールの首都ドーハのスーパーマーケットの冷凍食品売り場を見て驚いたのは、「ここはブラジル?」と錯覚させられるほど、ブラジルで販売されている鶏肉ブランドの商品が並んでいたことです。セアラ、サヂア、ペルジゴンといったブラジルの鶏肉を代表するブランドの商品がずらりと並び、カタールの鶏肉市場70%というデータに疑う余地はない風景でした。
ブラジル産は冷凍鶏肉で、最も目立っていたのはサヂアの商品で、丸鶏から各種部位、加工製品など、各種冷凍製品が販売されていました。
ブラジルのブランド以外にも、ブラジル産の認証がスタンプされていながら、様々な中東のブランドとして販売されている商品もありました。
「今、カタールの鶏肉はブラジル産か国産の二択」と現地で聞いた言葉通り、世界の食料安全保障にとって重要な国であるブラジルの存在感を、旅先の中東の一国でも確実に目にすることになりました。
ブラジルで販売されている冷凍鶏肉
ブラジルで販売されている冷凍鶏肉
カタールで販売されているブラジルから輸入された冷凍鶏肉
レポーター「大浦 智子」の最近の記事
「ブラジル」の他の記事
- 2024年11月(6)
- 2024年10月(1)
- 2024年9月(2)
- 2024年8月(5)
- 2024年7月(1)
- 2024年6月(4)
- 2024年5月(1)
- 2024年4月(2)
- 2024年3月(4)
- 2024年2月(3)
- 2024年1月(3)
- 2023年12月(2)
- 2023年10月(2)
- 2023年8月(4)
- 2023年3月(2)
- 2022年8月(3)
- 2022年7月(1)
- 2022年6月(2)
- 2022年5月(2)
- 2022年4月(5)
- 2022年3月(3)
- 2022年2月(6)
- 2021年12月(3)
- 2021年6月(3)
- 2021年5月(2)
- 2021年4月(2)
- 2021年3月(3)
- 2021年2月(1)
- 2021年1月(1)
- 2020年11月(4)
- 2020年10月(1)
- 2020年9月(3)
- 2020年8月(4)
- 2020年7月(3)
- 2020年6月(3)
- 2020年4月(5)
- 2020年3月(2)
- 2020年2月(2)
- 2020年1月(2)
- 2019年12月(3)
- 2019年11月(1)
- 2019年10月(1)
- 2019年9月(4)
- 2019年7月(3)
- 2019年6月(3)
- 2019年5月(1)
- 2019年4月(3)
- 2019年3月(1)
- 2019年2月(5)
- 2019年1月(4)
- 2018年11月(2)
- 2018年10月(3)
- 2018年9月(6)
- 2018年8月(4)
- 2018年7月(4)
- 2018年6月(6)
- 2018年5月(7)
- 2018年4月(6)
- 2018年3月(3)
- 2018年2月(4)
- 2018年1月(7)
- 2017年12月(5)
- 2017年11月(5)
- 2017年10月(2)
- 2017年9月(1)
- 2017年8月(3)
- 2017年7月(6)
- 2017年6月(4)
- 2017年5月(4)
- 2017年4月(4)
- 2017年3月(1)
- 0000年0月(1)
- 2017年2月(1)
- 2017年1月(9)
- 2016年12月(2)
- 2016年11月(2)
- 2016年10月(4)
- 2016年9月(4)
- 2016年8月(4)
- 2016年7月(1)
- 2016年6月(5)
- 2016年5月(2)
- 2016年4月(4)
- 2016年3月(2)
- 2016年2月(2)
- 2016年1月(3)
- 2015年12月(4)
- 2015年11月(1)
- 2015年10月(4)
- 2015年9月(5)
- 2015年8月(3)
- 2015年7月(2)
- 2015年6月(3)
- 2015年5月(4)
- 2015年4月(6)
- 2015年3月(1)
- 2015年2月(5)
- 2015年1月(7)
- 2014年12月(4)
- 2014年11月(2)
- 2014年10月(7)
- 2014年9月(3)
- 2014年8月(8)
- 2014年7月(3)
- 2014年6月(3)
- 2014年5月(3)
- 2014年4月(3)
- 2014年3月(5)
- 2014年2月(3)
- 2014年1月(10)
- 2013年12月(5)
- 2013年11月(7)
- 2013年10月(5)
- 2013年9月(5)
- 2013年8月(7)
- 2013年7月(5)
- 2013年6月(6)
- 2013年5月(3)
- 2013年4月(9)
- 2013年3月(3)
- 2013年2月(8)
- 2013年1月(3)
- 2012年12月(9)
- 2012年11月(4)
- 2012年10月(6)
- 2012年9月(8)
- 2012年8月(7)
- 2012年7月(3)
- 2012年6月(4)
- 2012年5月(7)
- 2012年4月(3)
- 2012年3月(7)
- 2012年2月(5)
- 2012年1月(7)
- 2011年12月(9)
- 2011年11月(8)
- 2011年10月(6)
- 2011年9月(1)
- 2011年8月(1)
- 2011年7月(9)
- 2011年6月(10)
- 2011年5月(7)
- 2011年4月(8)
- 2011年3月(11)
- 2011年2月(10)
- 2011年1月(12)
- 2010年12月(14)
- 2010年11月(13)
- 2010年10月(9)
- 2010年9月(11)
- 2010年8月(10)
- 2010年7月(14)
- 2010年6月(12)
- 2010年5月(11)
- 2010年4月(10)
- 2010年3月(8)
- 2010年2月(6)
- 2010年1月(10)
- 2009年12月(7)
- 2009年11月(9)
- 2009年10月(7)
- 2009年9月(8)
- 2009年8月(8)
- 2009年7月(5)
- 2009年6月(7)
0 - Comments
Add your comments