インターナショナルなドーハにはためく万国旗
2024.03.05 up
ドーハ市内の広場に掲げられている万国旗
2月13日がスポーツの日と定められているカタールでは、今年に入って1月から2月にかけて、ドーハでサッカーのアジアンカップ、ワールド・アクアティック・チャンピオンシップおよびマスター・チャンピオンシップ、カタール商業銀行マスターゴルフ大会といった国際的なスポーツイベントが立て続けに開催され、日本やブラジルも含めて世界各国からの選手が出場してきたニュースが流れています。4月にはサッカーのアジアンカップU-23も引き続き開催されます。
国際イベントを行うための距離的に世界の中心付近に位置し、現在では世界トップクラスのGDPで発展を続けるカタールは、文字通りアジアのハブ国です。その人口約300万人の内約9割が外国籍者で、アジア各国から働きに来た人々が日常生活を営んでいます。それを象徴するように、ドーハ市内の広場には常時万国旗が掲げられています。
ドーハ市内のカレフールのアジア食品売り場
旅行で訪れて、多国籍の人々によって国が動いていると感じられる風景の一つは、一般のハイパーマーケットにもごく普通に各国からの輸入食材が販売されていることです。特に、フィリピンやインド、タイなどアジアの国々からも、各国ならではの調味料や保存食品も売り場を大きく占めています。
各国専門の食料品店に行かなくても、一般のスーパーにアジア食材が目立つスペースで販売されているのは、世界からの移民の暮らすブラジルであってもあまりない光景です。
サンパウロでも日系人の多い地域では一般的なスーパーに少しの日本食材も販売されていますが、通常は日本食品店や東洋食材店で主に販売されています。
世界各国からの原産国が示されている生鮮食料品
昨年(10月1日時点)には日本人は555人しか暮らしていないドーハでも、スーパーマーケットのアジア食品売り場には、外国でも入手できると助かると思うような日本食材が販売され、味噌や醤油も日本からの輸入品が販売されています。カタールにはフィリピンをはじめ東南アジアからの労働者が多いため、比較的日本食や中華料理に親しみのある人々にニーズがあるのかもしれません。
食料の国内自給率は約10%といわれるカタールでは、野菜や果物、肉類などの生鮮食品も中東やアフリカ、アジア、ブラジルなどからの輸入品で占められており、原産国も必ず表示されて、国際見本市のような食料品売り場です。
スーパーの日本食売り場
スーパーにはインスタントラーメンコーナーも必ずあり、特にインドやインドネシア、ネパール、韓国を代表するメーカーのブランドの輸入品も多く目を引きました。
スーパーの韓国コーナーに販売されているインスタントラーメン
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