ブラジルはコーヒーの国のイメージ通り、日本のお茶感覚でコーヒーを飲む人々が一般的ですが、コーヒーを飲まないというブラジル人もよくいます。その代わり、特に女性ではハーブティーを飲むというのが一般的です。
　
　ブラジルで市販されているポピュラーなハーブティーと言えば、カモミール、レモングラス、ミント、ボルドー・デ・チリです。ブラジル産の代表的なお茶はマテ茶であり、国産・輸入品を問わず緑茶や紅茶も販売されていますが、ハーブティーは嗜好品としてではなく健康のために選択されている印象です。

　そのハーブティーの商品の一つに、夜によく眠られる効能が期待されるブレンドハーブティーがあります。　サンパウロで今目立っているのは「アドルミル・セル」という商品で、商品名そのものが「眠る事」。ブレンドされているのは、カモミール、ミント、レモングラス、フェンネルです。

　ところ変わってパラグアイもも圧倒的な量と安さでマテ茶が販売されていますが、ハーブティーもブラジル以上に多彩な種類が各種メーカーから販売されています。

　その中にやはり快眠をイメージさせるハーブティーがあり、その名も「ブエナス・ノーチェス　ハッピー・ナイト（こんばんは、幸福の夜）」です。

　ブレンドされているハーブは、カモミール、シナノキ、レモンバーム、オレンジの葉、フェンネルの種子です。ブラジルの製品とは構成と味がやや異なり、実際に飲むと心地よく眠れ、逆に朝に飲むと急にあくびが出るようなことがあります。

　パラグアイのスーパーのお茶売り場には、ブラジル以上に薬効や効く症状を明確にしたお茶の商品もあります。美容に良いローズヒップティー、糖尿病専用のお茶など、どれも価格もお手頃で、その効能は書いてあるだけでなく、実際に飲むと効果を実感し、初めての旅行先パラグアイで思いがけず薬草茶の魅力を見つけることになりました。

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