ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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各県人会が郷土色料理を販売する会場内のブース

各県人会が郷土色料理を販売する会場内のブース

 7月17、18、19日にサンパウロ市内の大会場で「フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」が開催されました。ブラジルの都道府県人会連合会が主催し、日本やブラジルの企業が協賛するという、サンパウロの名物イベントになっています。今年で12回目となり、連日たくさんの人が訪れ、例年、3日間で約17万人が来場するそうです。


会場入り口に立てられた赤い鳥居

会場入り口に立てられた赤い鳥居

 とにかく、人、人、人。日本人、日系人の来場者が目立ちますが、もちろん、ブラジル人もたくさん訪れます。和太鼓演奏が聞こえてきたり、民謡が聞こえてきたり、ステージでは日本の伝統文化が紹介されるほか、展示会場ではお茶や生け花、二宮金次郎などを紹介するコーナーも設けられていました。


高知県人会が販売したカツオのたたきとスズキの姿寿司

高知県人会が販売したカツオのたたきとスズキの姿寿司

 この祭りの目玉は、なんといっても日本全国の都道府県の郷土料理が販売され、食べられるということです。料理を作るのは、各県出身者の日本人やその子弟たちです。各県人会の女性が中心となって数日前から準備をし、祭りの日に料理がお目見えします。
 秋田のきりたんぽ、熊本のからし蓮根、岡山のキビ団子など、日本国内でもなかなかいつでもどこでも見かけられないような名物料理もあります。ただ、特別の料理だけあって、値段は少々高め。でも、高齢の日本人の人にとっては懐かしく、若い世代の人々にとってはブラジルにいながら日常とは異なる日本の空気に接することのできる数少ない機会です。


ブラジル北海道協会のブースはいつも行列。目玉は焼きイカ、焼きニシン!

ブラジル北海道協会のブースはいつも行列。目玉は焼きイカ、焼きニシン!

 各県人会の郷土色を販売するブースは、昼食、夕食時になると長い行列ができていました。ブラジル北海道協会は北海道から直送の産物も目玉で、焼きニシンや焼きイカは毎年大人気です。 


トヨタ、ホンダ、キッコーマンなど、日本の進出企業も祭りを盛り上げていました!

トヨタ、ホンダ、キッコーマンなど、日本の進出企業も祭りを盛り上げていました!

 ブラジルに進出している日本企業も参加し、がんばっていました。
 世界的不況の中、日本の裏側の日本の「フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」は元気いっぱいで、私もエネルギーをもらえました!!


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