スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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サーモン(スウェーデン語でlax/ラックス)はスウェーデンの魚屋ではいつも揃っている魚の一種、隣国ノルウェーの近海でとれた新鮮なサーモンが手に入ります。

最初私が留学生としてスウェーデンに来た頃、魚屋で見たサーモンをさばいている光景を見て、悲しいことにハラス部分が全てゴミ箱に捨てられていたことがありました。
一番美味しいところを…捨てるのであれば安くしてでも私に売って欲しい…と心の中で思っていました。
「捨てるものであれば下さい」と言えばタダでもらえたのかもしれませんが、私には到底その勇気はなく、立ち去ったことがあります。

スウェーデン人は魚の脂身を好んで食べる人は少ないようです。魚料理を注文しても、脂がのっていることはあまり期待できません。
サーモンの他にスウェーデンで流通の多い魚は各種タラ類や舌平目など淡白な魚です。
魚の脂はEPAやDHAの宝庫として知られていますが、肉も脂肪が全て切り落とされて売られていたり、動物性脂肪自体がスウェーデン人には好まれていないようです。
ちなみにスウェーデンでは品揃えがやや希薄ですが、マグロも売られているのは赤身です。

しかしサーモンをさばいた後の本来捨てられる部分、ハラスやカマ、骨周りを安くして売っている良心的な魚屋も数少ないですがあります。普通のサーモン切身の値段は1キロ180クローナ(約2100円)程度が標準ですが、このような捨てられる部分は10分の1ぐらいの値段で売っています。ハラスを好む日本人には有難い話ですね。


本来捨てられることが多いサーモンのハラスが激安で売っていたので買いました。これだけ(約800G)買って17クローナ(約200円)でした。量り売りですが、価格は通常の切身の10分の1程度です

本来捨てられることが多いサーモンのハラスが激安で売っていたので買いました。これだけ(約800G)買って17クローナ(約200円)でした。量り売りですが、価格は通常の切身の10分の1程度です

ハラスも捨てられますが、イクラもスウェーデンでは見かけません。恐らくさばきの段階でむなしく捨てられるのでしょう。コレステロールを気にするのかスウェーデン人は食べないのでしょうか?
どうせ捨てるものだからと安くして売っているところがあるかもしれませんので、もし見つけたら買って漬けて食べたいと思っています。





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  • 1 コメント

1 - Comments

Setsuより:

2010 年 12 月 09 日 16:11:50

メキシコには当然、サーモンは泳いでいないので、その写真だけで白飯2杯食べられそうです。(号泣)

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