デンマーク人のおやつというとリンゴやミニキャロット、キュウリ、グリーンピースなどフルーツや野菜をかじるというのが定番ですが、お菓子では、グミとラクリスが真っ先に浮かびます。

HARIBOはグミで有名な菓子メーカーで、日本でも輸入食品の店などで見かけると思います。
グミは様々な色、味、形があり、飽きがこないように工夫されています。
グミコーナーを見るとくま、指輪、カエル、蝶、イルカ、犬、スティック、ぐるぐる巻きなど様々な形のグミを見かけます。
日本人の私からすると色も人工的で、形もグロテクスな物もあるので何となく子供には食べさせたくないという位置づけにありますが、たまに食べると止まらなくなるおいしさと食感で不思議な食べ物です。

そのグミの中にも真黒な物がありますが、それがラクリスでキャンディーにも多く使われます。
ラクリスは甘草の根を原料にした体にもよさそうな物なのですが、グロテスクな色、そしてちょっと塩が効いた強烈な味は日本人の大人も子供もほとんどがまずいと断言します。

漢方薬の味が大好きな私も、さすがにラクリスを進んでおいしいと言って食べようとは思いません。
漢方薬の味だけのものは食べられるのですが、塩味の効いたものはひいき目に見てもおいしいとは言えません。

たくさんある種類のグミの中でも、ラクリスを選んでおいしそうに食べるデンマーク人の味覚は、残念ながらどうしても理解できません。

でも、デンマークの人々にとっては、日本人の乾燥梅干しや酢昆布などの駄菓子のようなものなのかもしれません。

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