スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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ヘトリスヘイジ地熱発電所、観光ツアーバスも停まっています

ヘトリスヘイジ地熱発電所、観光ツアーバスも停まっています

9月のアイスランド滞在中、首都レイキャビクから南東に車で約20分、Hengill(ヘインギットル)にある地熱発電所、Hellisheiði Geothermal Plant(ヘトリスヘイジ地熱発電所)を見学いたしました。

ヘトリスヘイジは2006年に開業した新しい地熱発電所、内部は博物館として一般公開されており、入場料は700ISK(約500円)18歳未満は無料です。

アイスランドの地熱発電には日本の技術が導入されているそうです。ヘトリスヘイジ地熱発電所の設備には日本の三菱と東芝がかかわっているそうで、発電機にも日本のメーカー名が書かれていました。


機械には「TOSHIBA」の文字

機械には「TOSHIBA」の文字


モクモクと煙が上がっていますが、さすが地熱発電、イヤな臭いが全然しません

モクモクと煙が上がっていますが、さすが地熱発電、イヤな臭いが全然しません


地熱発電のルートについて、博物館内のパネルで紹介されています

地熱発電のルートについて、博物館内のパネルで紹介されています

アイスランドには現在7ヶ所地熱発電所ありますが、国の電力は水力と地熱が7対3の割合で、原発は1基もありません。

アイスランドのクリーンエネルギーは世界的に注目されていますが、「日本も温泉が多く地熱は豊富なのに、何故やらないのか?原発に頼るなんてもったいない」というのが、一緒に訪れていた両親の感想です。
日本では温泉業との関係があるのが地熱発電が難しい一因になっているそうですが、特に最近の地震による原発事故のようなことがあると、エネルギーについても考えさせられる機会が多いと思います。


地熱発電が盛んなだけあり、空気も水もきれいなアイスランド。最も有名な観光地である露天風呂「ブルーラグーン」は、隣接する地熱発電所から出る排水を副産物として利用した施設です

地熱発電が盛んなだけあり、空気も水もきれいなアイスランド。最も有名な観光地である露天風呂「ブルーラグーン」は、隣接する地熱発電所から出る排水を副産物として利用した施設です

「海外旅行中は生水が心配」という方は多いと思いますが、アイスランドの水は、水道水でもミネラルウォーターのような味で、どこでも安心して飲めます。
美味しいものは魚、ラム肉(私は苦手ですが…)そして空気と水…というのがアイスランドのシンボルと言えますね。


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