山の生活は魚に飢える
2011.05.17 up
獲れたての魚を売るお母さんたち
私の住んでいるゴロカというのは、標高3000mに囲まれた山岳地帯。そのため、魚を手に入れて食べるというのはとても珍しく贅沢なことです。
たまに機会があって、ゴロカから車で悪路を7時間おりたところ、マダンに行くと、かならず寄ってくるところがあります。それは、お魚市場。
ボートで持ってきた魚の入ったクーラーボックスを並べる
お魚市場と言っても、何も建物があるわけではなく、漁師のお母さんたちがその日に獲れたものを持っていて売っている場所のことです。彼女たちは、自分たちのバナナボートなどに乗って、その日獲れたものを持ってきます。そのときによって獲れたものが違うので、どんな魚が獲れているのか、見るのも楽しみです。
本日の獲物はエビですよ!
私たちが近づいていくと、クーラーボックスの蓋を開けてくれます。
その日は、なんと色の綺麗な海老!味などよりもその美しさに一目ぼれして買ってしました。ゴロカの自宅に帰ってからの、子供たちの驚く顔を想像すると、もうワクワクして、仕方がありません。
子供たちは飽きずにずっとエビや魚を眺めていました
自宅に夕方戻ると、なんと山の中の部族で親戚の男の子も来ていました。その子は、その海老を見た途端、「それは、カブトムシか何かなの?」と聞きました。山で育った彼は、海の海老を見たことがなかったのです。
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