デンマーク

デンマーク:コペンハーゲン

平 都子(たいら みやこ)

職業…主婦
居住都市…コペンハーゲン(デンマーク)

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火がついた魔女

火がついた魔女

今年の夏至は6月21日でしたが、6月23日に恒例の魔女を焼く日がやってきました。
Sankt Hans Aftenという夏至祭です。


これが魔女!

これが魔女!

夕方になると海沿いにはたくさんの車が並び初め、たくさんの人が砂浜に集まってきます。
対岸にはスウェーデンが見える海岸が南北に伸びていますが、どの海岸にも魔女焼きが行われる準備がされています。


足元からだんだん火が迫ってきます

足元からだんだん火が迫ってきます

薪を数メートルの高さまで積み上げその山のてっぺんに魔女をかたどったかかし人形を乗せます。
夜9時ごろからそれぞれの場所で地域の挨拶などが始まり、いよいよ薪の山に火入れをします。


いつの間にかこんなたくさんの人だかりが

いつの間にかこんなたくさんの人だかりが

このころには薪の山の周りに人だかりができます。
徐々に魔女が燃え、跡形もなく消えたら、まわりから拍手が起こり、イベントが終了します。
魔女の人形が空高く飛んでいくとその年は豊作になるとされています。
まわりの子供たちがデンマーク語で「魔女は死んだ、魔女は死んだ」と喜んでいました。
夜10時になってもまだ明るいので、そのままビーチパーティーをしたり、のんびり長い夜を過ごします。
一年で一番いい季節を十分に味わうことで、長い冬を乗り超える力を蓄えるのだと思います。



すぐ向こうでものろしが上がっています

すぐ向こうでものろしが上がっています


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タグ:魔女

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