世界恐慌に強い国パプアニューギニア
2011.07.06 up
自給自足の畑
世界各国で、不況が叫ばれていて久しくなりますが、パプアニューギニアほど世界恐慌に強い国はないのではないか?と最近感じるようになりました。
何といっても人々の食糧が自給自足。この畑に植えられているもので、種や苗を買うものは何一つありません。そう、種さえも自給なのです。
家の中で種を乾燥させる
トウモロコシやパンダナスの実は、できた実の一部は家の中の火のあるところの天井付近に干しておきます。乾燥し終わると、それが次の種になります。
野菜の種づくり
ここで天日干しされているのは、葉物の野菜で、マロマロクムー(意味は柔らかい葉っぱ)の種。これを乾燥させて種をとっています。
昔、部族闘争で、村を焼かれる経験をしている部族の知恵は、逃げるときに必ず、野菜の種や苗を持って逃げることでした。そうするといつでも村の再建が可能になります。その知恵は部族闘争が無くなってからも健在です。世界がいくら不況になろうともパプアニューギニアの食糧事情に影響を与えることはないでしょう。
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