フランスのお正月といえば、日本のようにおせち料理といった伝統的な食事はなく、年賀状や大掃除という習慣もないため、クリスマス後はゆっくり過ごします。大みそかに羽目をはずして騒いだ後、元旦はゆっくり眠り、２日から出勤という人が多いので、私も初めは驚きました。

　食事は大みそかの夜に豪華に食べます。レストランで高価な食事を取ったり、ホームパーティーを開くのが定番です。

　ホームパーティーのメニューもこれといって決まったものはなく、それぞれ腕を振るって得意料理を披露します。シャンパン、スモークサーモン、フオアグラ、トリュフはよく出てきます。

　私は「おいしい赤ワインと牛ステーキ、フオアグラ、チーズプレート」という組み合わせが大好きです。日本よりお手頃な値段で手に入るので、気軽に楽しむことができます。お正月の料理といえば―というわけではないですが、特別な日の料理といえばこれを選びます。

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