メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 メキシコ中央高原地帯で花が咲き乱れ、いよいよ「春だな!」と感じるのは二月後半。そこから急激に気温も上がり湿度が下がり、一年で一番暑く乾燥する「メキシコの春」が訪れます。

 ここグアダラハラの3月後半の平均気温は、最低が13℃、最高が29℃。日中最高気温は先日35℃にもなりました。
 10月頭から6月半ばまではほとんど雨の降らない雨季なので、ひどい時には湿度が10%ということも珍しくありません。となると、山も畑も野原も、カッピカピになります。


かなり広範囲で燃えています。

かなり広範囲で燃えています。

 そこで毎年この時期から雨季までの間に多発するのが、火事。
 日本と違って煉瓦造りの家屋から出火というのは珍しく、燃えるのは主に畑や休耕地、山など。原因は大体が「ごみを燃やしていて延焼」。

 先日、庭いじりをしていたら空から草木が燃えた灰がヒラヒラと降って来ました。振り返ると、自宅のある住宅地の向こうからすごい煙が上がっており、太陽の光も黄色くなるほど。見に言ってみたらあら大変、住宅地の周りの空き地(ちょうど土地分譲を始めたばかり)の雑草が、はるか1kmほど向こうからどんどんと燃え広がって、近所の家屋背後でメラメラと燃え盛っていました。


消防車到着、一安心。

消防車到着、一安心。

 消防車も到着し、まず一番燃え方の激しいところから消火活動を開始していますが、何しろ消防車の数が足りない。消火には2時間以上かかっていた様子です。

 昨年は雨季の直前に自宅すぐ横の別の造成地で火災が発生し、低いブロック塀を挟んであわや自宅まで数メートルのところまで火が及びました。
 州政府も毎年起こるこの人災に、「ごみを燃やす時には必ず水を近くに置き、大人が様子を見ているように」と、当たり前の注意を促しています。


近所の子供と消火活動して消防隊を待ちました(昨年)

近所の子供と消火活動して消防隊を待ちました(昨年)



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タグ:, 山火事

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  • 1 コメント

1 - Comments

かんなより:

2017 年 03 月 29 日 09:43:52

こんにちは!
今、NHKのBS放送をたまたまつけていて龍崎さんの姿を拝見して、子どもの頃、八王子のうちの教会に来てくれていた‘せっちゃん‘ではないかと思い、コメントさせて頂きました。
間違っていたらごめんなさい。
そして何十年も前のことで、覚えていらっしゃるかどうかわからないのに、すみません。
お顔と名前が懐かしくて、思わず検索してしまいました。
メキシコで頑張っているのですね。
私は一昨年まで6年半ドイツにいて、日本に帰って生活が落ち着いてきたところです。
メキシコのこと、これからゆっくり読ませて頂きます!(*^。^*)

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