デンマークでの新しい形のフリマ
2017.07.04 up
広い倉庫の中です
デンマークでは夏の間だけ屋外でフリーマーケットがあります。
(以前のフリマの記事はこちら→http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201171416011)
夏の間しかないので、冬の間は家の中のいらない物の処分はネットのオークションサイトなどで売買する形でした。ここ数年で室内フリマが目立ってきました。
奥までずっと続きます
室内フリマというのは、日本でいうレンタルボックスのように、個人で売りたいものを持ち込み、値段を自分で決めて委託販売するスタイルです。日本より広いスペースに物を置けるので、洋服から食器、雑貨、家具まで販売することができます。
ビンテージ食器や照明などの高級品も
金額は店にもよりますが、1カ月の委託販売で、基本販売手数料がかかり(この店では1週間3500円、1カ月約1万円)、さらに売れた金額の15%程度を手数料として払うという形です。値段を決めるのも、書くのも、貼るのも出店者です。値札は決まったフォーマットがあり、好きなだけ購入でき、バーコードで管理されています。
家具なども
初期費用もそれほど安くはないですが、普通のフリマの1日の出店料が6000円ぐらいと結構高めなので、1カ月間かけて売れる可能性も上がり、自分で販売する手間がないので、人気は高まってきているようです。
このタイプの店は大型店が多く、棚1個(4~5段ぐらい)か2個が1人分のスペースで、それが100~300程度あるので見応えはたっぷりで、集客力も上がります。
売れてスペースがスカスカになってきたら途中で商品の補充もできますし、逆に売れないようだったら、全体を25%、50%オフにすることもできます。
ここは特に大きなお店
フリマと違って、販売する人と顔を合わせることなく、何度でも触ったり、確認したりできる半面、直接交渉ができないというデメリットもあります。しかし、曜日や時間に関係なく規模の大きいフリマを楽しめるのは、寒い冬が長いデンマークでは、ありがたいことだと思います。
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