台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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一蘭台北本店

一蘭台北本店

 以前、下記URLで一風堂の1号店オープンの様子を紹介しました。
 http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20124301346
 
 この後、一風堂は台湾で着実に店舗を増やし、現在9店舗を展開するまでになりました。今では、一風堂以外の日系ラーメン店も続々と台湾へ来ていて、しのぎを削り合っている状態にあります。

 その日系ラーメン店で、台湾人に人気が高いのが「一蘭」。話を聞いていると、日本へ行った際に行くラーメン店として、多くの人が名前を挙げています。

 私も気になり、一時帰国の際、日本の一蘭へ行きました。人気の背景にあるのは、味が台湾人の味覚に合っていることでしょうか。日本のラーメンは台湾人にとって「しょっぱい!」と感じるそうで、聞いた話ですが、味を薄めるために水を入れる人もいるそうです(信じられませんが)。

 これに対し、一蘭ではそうしなくても十分食べられるのと、個室型のカウンターも魅力のようです。

 一蘭側も台湾での人気を放っておくわけがなく、昨年からオープンのうわさが出ていましたが、今年5月に入り、台北101から歩いて10分ほどのところに6月15日にオープンすると報道されました。


7月21日13:30頃の様子

7月21日13:30頃の様子

 一蘭の台北本店オープンの話題は、下記URLなどで紹介されている報道でご存じの方も多いのではないでしょうか。

 http://getnews.jp/archives/1817493
 https://www.buzzfeed.com/jp/eimiyamamitsu/ichiran-taiwan?utm_term=.bsXyxVrKmz#.peX3gV0JAM

 オープン前に、6000元(約2万1936円)のお土産を購入したら優先的に席に案内してもらえる「ファストエントリー制度」でバッシングに遭い、公式facebookで謝罪する一幕がありましたが、予定通りにオープンしました。

 オープンと同時にすさまじい人気で長い列ができ、「312時間40分(途中5分の中断あり)にわたり行列ができた」ということでした。私より先にお店へ行った方に話を聞いたところ、「一番並ばなくていい時間は3:00~6:00」ということでした。

 「それって、MRTの始発前(参考:淡水駅と台北駅の始発は6:00)じゃん! 近所の人か終電に乗り損ねた人しか行けないじゃん!」と思わずツッコミを入れてしまいましたが、「しばらくはお店に行けないな……」と思い、様子を見ることにしました。


暑い中で待っているとこれが必要ですね

暑い中で待っているとこれが必要ですね

 1カ月くらいたち、「少し行列が短くなってきた」と聞き、7月21日に開催されていた台北美食展を訪れた後、昼食がてら行くことにしました。

 店に到着したのは大体13:30頃(2枚目の写真参照)。テントの下には、長い列ができていました。どのくらい待つのか予想がつかないので、列を管理している店員さんに話を伺ったところ、「1時間くらいですよ」ということだったので、並びました。


テントの上に設置された扇風機

テントの上に設置された扇風機

 ちなみに、この時の気温は30度以上。日差しが強く、歩いているだけで滝のように汗が出てくる外で、待つのは容易ではありません。店側も、うちわだけでなく、3枚目や4枚目の写真のものまで用意していました。特に3枚目の冷水タンクは、こまめに量をチェックしていて、なくなりそうになったら、すぐに交換していました。


ここに来るまで40分ほどかかりました

ここに来るまで40分ほどかかりました

 外だけでなく、中でも待たないといけないので、気が短い方はなかなか我慢できないと思いますが、上の写真の入り口まで来ると「中は冷房があるから何とか我慢できるぞ!」と思ったのは私だけではないでしょう。

 店員さんの見立ては正確で、大体1時間ほどで席に着き、ラーメンを食べることができました。1時間かけて並んで食べたラーメンの感想は…。

 まず、ラーメンが1種類しかなく、値段が288元(約1053円)と他店と比べ高いのが気になりました。

 ちなみに、台北市内の屯ちんラーメンの一番安いラーメンは、東京豚骨ラーメンと東京豚骨つけ麺の180元(約658円、大盛にしても同じ値段です)。これにサラダ、じゃこ豆腐など80元(約292円)のサイドメニューをセットにすると+60元(約219円)で、合計240元(約877円)。

 比べると、一蘭の割高感が強く感じられるように思いますが、いかがでしょうか。

 気になる味は、日本と変わらないので、わざわざ日本へ行って一蘭へ行かなくてもいいと思えるほど。ただ、好きな方には大変申し訳ないのですが、正直2~3時間かけて並んで食べる味かと言われると、返答に困る感じでした。

 ここ数年、日本から台湾へ進出したお店を多く見かけます。開店の様子を見ていると、報道などで話題になるからかオープン当初は一蘭同様に長い行列ができ、ずっとその勢いが続くかのように見えますが、しばらくたって閑古鳥が鳴き、気がついたら閉店していて、いつの間にか撤退、というところも見かけます。

 果たして一蘭はどうなるでしょうか。 


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