台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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2階にあるらせん階段

2階にあるらせん階段

 台北賓館は、日本統治時代の総督官邸です。
 1901年に完成し、その後1911年に改築工事が行われ、1913年に完了。
 1945年の終戦後は、1998年に国定古跡と認定され、2006年に修復工事が完了し、現在に至っています。

 2001年から一般開放され、今は総統府の休日の一般開放に合わせて開放しています。

 過去に、北一女とお茶の水女子大附属高校の国際交流活動時に同行して訪問しましたが、個人的な訪問は初めて。その時よりも比較的自由にいろいろなところを見て回れたので、この時気づいたことも多かったです。


1階にあった注意書き

1階にあった注意書き

 建物の老朽化の影響でしょうか。

 安全を考慮して、2階の団体による参観を禁止し、この注意書きの看板の前で待ち、個別に参観するよう注意書きがありました。

 今振り返ると、北一女とお茶の水女子大附属高校は中で分かれて行動していましたが、単にガイドが使用する言葉の違いだけでなく、このような事情があったのかな、と改めて思いました。


第二起居室

第二起居室

 第二起居室は、日本時代に「第二居間」と呼ばれていたところです。

 皇族や貴族といった来賓が台湾へ訪れた際、宿泊できるところになっていたそうです。


配膳室にあった昇降機のようなもの

配膳室にあった昇降機のようなもの

 2階にあった配膳室には、下の階に食事を運ぶ昇降機のようなものがありました。

 今はエレベーター式の電動になっていますが、この当時、既にこうしたものがあったのかな、と思うと、自分が知らないことがあまりにも多いことに気づかされます。


1階は来賓対応用の空間に

1階は来賓対応用の空間に

 1階に降り、歩き回ると目立つのは来賓が座る椅子、ソファーが目立つこと。
 ここで来賓を接客していたようで、現在も同様の目的で使われています。

 1階には、シアタールームがあり、そちらで台北賓館の歴史を知ることができます。不覚にも前日からあまり寝てない私は、ここでうたた寝をしてしまい、恥ずかしい限りでした。

 次回は外観などを紹介します。


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