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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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コーヒーを試飲しながらブースの担当者と談笑する徐榛蔚縣長

コーヒーを試飲しながらブースの担当者と談笑する徐榛蔚縣長

 昨年、花蓮の徐榛蔚縣長が展覧会を訪れた時の様子を紹介しました。

http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=202013013227

 今年も同じ展覧会が開催されましたが、徐縣長はまた会場を訪れ、各ブースを回りました。

 昨年様子を見ていて、気づかなかったことも今年は見えてきたので、以下、紹介していきます。


お茶のブースで表彰を行った際にあいさつを行う徐榛蔚縣長

お茶のブースで表彰を行った際にあいさつを行う徐榛蔚縣長

 花蓮縣は観光のイメージが強い感がありますが、農業にも力を入れているようで、今年も展覧会にブースを出してきました。昨年は花蓮縣の各業者をまとめたブースを出してきましたが、今年も同様にコーヒー、お茶、農産物の各展覧会に「花蓮縣」としてブースを出してきました。

 徐榛蔚縣長は、3日目の11月15日に来場し、各ブースを視察しました。

 先に訪れたコーヒーのブースでは、花蓮縣政府の職員と台北市内で喫茶店を経営している日本人の方と一緒に視察し、業者の方の説明に熱心に耳を傾けていました。


指導を受けながらお茶をいれます

指導を受けながらお茶をいれます

 4階にあるコーヒーの展覧会会場から1階に移動してすぐ、お茶の展覧会会場の花蓮縣のブースを訪れ、表彰式に出席していました。

 表彰式後は、業者の方の指導の下、自らお茶を入れ、見守る来場者に振る舞っていました。


試食用のアイスクリームを振る舞います

試食用のアイスクリームを振る舞います

 表彰式後は、ブースの各業者のところを周りましたが、自分から業者の方に声をかけ、来場者に試食用のものを振る舞う姿が見られました。その際にも、商品の説明を行い、反応を見るなど、業者と同じ目線でPRしている姿は、今まで見てきた自治体の首長とは違いました。


最後は農産物の展覧会へ

最後は農産物の展覧会へ

 お茶のブースを一通り回ってから最後に訪れた農産物の花蓮縣のブースでした。ここでも積極的で、業者と同じ目線で話を聞き、製品のPRを来場者に行っていました。

 本当に驚いたのは、製品に関する知識。事前に資料を精読してきたと見られるくらいしっかりしていて、業者の方との会話の際、細かい説明にもしっかり対応できているだけでなく、自分からPRする際にも、いちいち業者の方に説明を求めなくても自分で丁寧に説明できるくらいでした。

 出展の後押しだけでなく、自ら出てきて製品をPRできる首長の存在は、本当に頼もしく、大きく見えました。

 今年1年、新型コロナウイルスの感染拡大で、花蓮縣も少なからずダメージを受けているとは思いますが、この日見せた徐榛蔚縣長の姿は、縣民たちに安心を与えてくれる貴重な存在だったように見えました。


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