ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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薬局ではジェルタイプのアルコールが売り切れ、購入数が制限される店も

薬局ではジェルタイプのアルコールが売り切れ、購入数が制限される店も

 2020年3月の2週目に入り遅ればせながらサンパウロでも日常の市民生活にコロナウイルスによる直接的影響が見られるようになりました。

 薬局ではジェルタイプのアルコールが売り切れ、列に並んで店員に注文しなければならない、購入数が制限されるなど、海外でも見られた同じ現象が発生するようになりました。

 これまでも東洋人街リベルダーデ地区の中国人が比較的マスクを着用している姿やごく稀にマスクをしている人を見かけることはありましたが、3月に週目にしてメトロの車両内でも急速にマスク着用者が増加。

 子どもの通うサンパウロ州立学校では、3月13日付けで、学校には必ずジェルアルコールと石けんを各自持参するようにとの連絡が入りました。


サンパウロ州立学校では、3月13日付けで、学校には必ずジェルアルコールと石けんを各自持参するようにとの連絡

サンパウロ州立学校では、3月13日付けで、学校には必ずジェルアルコールと石けんを各自持参するようにとの連絡

 2月頃からブラジルにも着実にコロナウイルスが忍び寄る話題が迫っていました。それでも、3月2週に入って急な動きが見られるようになった要因は、一つは、ブラジルのボウソナロ大統領の訪米に同行していたワインガルテン社会通信局(SECOM)局長が、ブラジル帰国後、コロナウイルスに感染していたことが12日に判明したことです。

 そして、ボウソナロ大統領をはじめとする訪米団の一行は、コロナ感染を疑われ、隔離されて経過観察措置がとられているというニュースが流れたことです。そして、13日には、ボウソナロ大統領も要請反応が出た事がfacebookなどでも流されるようになりました。その後、陰性だったとツイッターでの報告がありましたが、やはりインパクトは強烈でした。
 
 さらに、ブラジルの現地紙の報道では次のようなニュースが取り上げられたことも要因です。3月13日(金)付のサンパウロの邦字紙ニッケイ新聞のブラジルニュースより抜粋すると以下のような内容です。

 “エンリケ・マンデッタ保健相が11日、今後5カ月位は新型コロナウイルスの感染者が急増する可能性を示唆したと11~12日付現地紙、サイトが報じた。

 同日午後5時発表の感染者は52人だったが、午後9時半には69人に増え、前日発表の34人の倍になった。(...)12日午後4時20分現在の確認済みコロナウイルス感染者は11日5時現在より25人増え、連邦直轄区と9州で77人、擬似症患者は1427人、検査後に感染が否定された患者は1156人となっている。” 
【参照サイト】https://www.nikkeyshimbun.jp/2020/200313-24brasil.html


 他にも、3月10日にブラジルから日本へ一時帰国する筈だった日本人が、米国経由では日本と米国間のユナイテッド航空の便にキャンセルなどの混乱が引き起こされる問題を回避して、帰国を延期するなど、個人単位でも、スケジュール変更を余儀なくされている人が出現しています。
 
 ブラジルの邦字誌で掲載されていたANAとユナイテッド航空の2月号の広告では、3月末から米国経由のブラジルと日本間の新航路の広告案内も変更が余儀なくされると思われる状況です。

 3月22日に予定されていた日系社会の名物イベントである相撲大会も、相撲は人と人が接触し過ぎると言う事で、3月13日にキャンセルすると言うお知らせが入りました。

 また、ブラジルではマスクは予防と思われず、使用していると逆にコロナウイルスに感染していたり何か病気と疑われることもあって、ブラジル人の中ではマスク需要はまだ低い模様です。それで、ブラジルから日本や海外で不足したマスクを購入する企業もあり、以前は使い捨ての薄いマスクは1枚5センターボだったのが、1レアルに値上がりしたとか。

 サンパウロの公立学校では3月23日から急行のさちを取ることが発表されました。各家庭の判断では16日から自主休校がすすめられています。

 ようやくブラジル国内でも、コロナウイルスの経過をしばらくは見守らなければいけない日々に入ったような気配を感じます。


メールに届いた3月22日に予定されていた日系社会の名物イベントである相撲大会がキャンセルされたという案内

メールに届いた3月22日に予定されていた日系社会の名物イベントである相撲大会がキャンセルされたという案内



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