1年ぶり開催 プロジェクションマッピングショー(上)
2021.10.29 up
ここでも登場した行動追跡用のQRコード
昨年に続き、10月10日の國慶日に合わせ、5~10日の午後7~9時30分の30分毎にプロジェクションマッピングショーが開催されました。
【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=202010240563
昨年と違い、感染が広がった後の開催となったため、いろいろ制限がありました。
その代表的なものが、上の写真のQRコード。
このコードは、2カ所に設けられた会場の入口にも設置されていて、今や生活に欠かせないものとなっています。スマホ片手にスキャンして各所に入るのは、今の台湾では毎日のお風呂や歯磨きのような習慣の一つにされてきた感じです。
このQRコードによる登録の確認の後、手の消毒と体温の確認が行われて入場となりました。
呼びかけも欠かさずに
中に入ると、マスクの着用、人と人との間の距離を保つよう呼びかけるボードを持った係員が会場内を巡回していました。
最終日だからなのかよく分かりませんが、昨年と比べると訪れる人は少なくなったような印象を受けました。人は少なくなっても、昨年から続けてきた感染予防対策は怠らないように、という姿勢が明確に出ていたように見えました。
コマンドプロンプト(macでは『ターミナル』とも呼ばれる)画面
開始時には台湾の本島と詩が登場した後は、今の台湾を象徴するものとも言えるコマンドプロンプト画面が登場しました。
マスクの在庫表示アプリ、2枚目のQRコード、ワクチン接種の予約に使うホームページやその管理、接触通知アプリ等々。
感染拡大、予防対策はデジタルテクノロジーにも支えられている感もあるので、まずはそこから…という感じでしょうか。
生活様式の変化もあり…
感染拡大によって、生活の様式も少なからず変わり、外出を控える機会が多くなりました。自宅で仕事を行ったり、空いている時間を使って料理や趣味に没頭したり…とその変化の様子も伝える感じになっていきました。
今年は何と言っても…
今夏開催され、台湾でも注目された東京オリンピック。
開会式でNHKの和久田麻由子アナウンサーが、選手入場時に、スポーツの国際大会で用いられる呼称の「チャイニーズタイペイ」ではなく、「台湾です」と紹介したことが大きな話題になりましたが、それを再現するシーンもありました。
さすがに音声は加工されている形跡がありましたが、オリンピックの場で「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」が広く知れ渡る絶好の機会になった瞬間だったのは間違いなく、それを反映させた編成になっていました。
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