懐かしさと未来への光 日本観光局のブースより
2021.12.27 up
JNTO(日本政府観光局)のブースより
台北国際観光博覧会が他3つの展覧会と合わせ、11月26~29日に世界貿易中心1号館で開催されました。
台北国際観光博覧会には、 日本政府観光局のブースがあり、日本全国の観光案内を行っていました。また、ブースに設けた特設ステージとメインステージでは、一歩踏み込んだ観光PRを行いましたが、日本になかなか戻れない私にとっては懐かしさがあり、日本に行きたくて行きたくてしょうがない台湾の人たちにとっては、それをかき立てるものなりました。
メインステージの活動より
メインステージでは、27日午後3時から各地から集まった鉄道会社の社員の担当の方が制服姿で、自社の鉄道、観光地をPRしました。台湾で見る日本の鉄道会社の制服姿は、凛々しく、頼もしく見え、またそれがうれしく感じられました。
特設ステージでは、各地の観光スポットの詳しい紹介が行われ、クイズやジャンケンによるグッズのプレゼントも実施していました。
基隆市の國立海洋科技博物館のゆるキャラ「北火熊」(左)島根県のご当地キャラ「しまねっこ」(右)
日本からはゆるキャラも多く訪れ、場内を巡回し、他のゆるキャラと共演し、交流を深めていました。
そのうちの一つが、基隆市の國立海洋科技博物館のゆるキャラ「北火熊」(左)島根県のご当地キャラ「しまねっこ」(右)の共演。基隆市のブースが向かいにあり、そこに偶然北火熊がいたことと、しまねっこの特設ステージでのダンス活動が終わった直後だったことで実現しました。
共演後、すぐに記念撮影を求める来場者に囲まれるくらいの人気ぶりでした。
茶道体験
私が一番懐かしさと感動を覚えたのが初日と2日目に2回ずつ行われた茶道体験。台北市内で表千家不白流の指導をされている翠会の佐藤宗翠先生と、そのお弟子さん(台湾人)がお点前を披露しましたが、動作の優雅さにすっかり魅了され、懐かしさのあまりずっと見入っていました。
点てたお茶は、来場者の中から3人選ばれ、その方が用意された和菓子とともに味見をしました。
和菓子と試飲用のお茶を小さい和傘で隠しています
茶道体験で、驚いたことがありました。
お弟子さんの中に、以前日本語を教えたことがある方がいて、その方と約3年ぶりのご対面となりました。
特設ステージでは、全員マスク姿だったので、よく分からなかったのですが、じっくり様子を見て、最後に佐藤先生がお弟子さんを紹介した際、その方の名前が出たので、全部終了してから声をかけたら、予想どおりその方でした。
久しぶりのご対面となったと同時に、驚きの表情の佐藤先生も交えての交流となり、記念撮影してその場を終えました。
過去に、日本に飢えている台湾人の様子を何度も紹介してきましたが、日本に飢えているのは実は私自身だったのではないか、と思わずにいられなかった今回の観光展でした。
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