台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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入口に出された注意書き

入口に出された注意書き

 台北国際ゲームショーが1月28~31日に台北国際ゲームショーが開催されましたが、1月中旬に桃園市内の病院で発生した新型コロナウイルスの集団感染の発生が大きな影を落としました。

 この影響で、同じ時期に開催予定だった台北国際書籍展が中止になったことで、ゲームショーも中止になるのではないかと見ていましたが、感染症対策を入念に行った上での開催となりました。

 今回は、ゲームショーの感染症対策について紹介します。


開会式のダンサーもマスク着用

開会式のダンサーもマスク着用

 まず、入場時はマスク着用、実名・連絡先などの登録(QRコードをスキャンして入力する仕様)、身分証の提示、検温、手の消毒が義務付けられました。並ぶ際には、ソーシャルディスタンスの厳守が徹底され、そのラインが床にテープで引かれていました。

 同時に、場内7000人を目安に入場制限を設けていて、報道関係者も係員の誘導の下での入場となりました。また、いったん外に出て再入場する際も、一般来場者同様に列に並んでから、という感じでした。


3カ所に設けられた手洗い場

3カ所に設けられた手洗い場

 入場後もマスクの着用も必須。2枚目の写真のように開会式もマスク着用でダンサーが踊り、各ブースで来場者の目を引くコスプレの女性もみんなマスク姿でした。

 場内は、出展を前回比でおよそ半分まで減らし、通路を広めにとり、来場者の休憩用のスペースも設け、人が密集しないよう配慮されていました。また、飲食禁止を徹底させ、注意を呼びかけるボードを持った係員が場内を巡回していました。

 私が驚いたのは、上の写真の手洗い場の設置。

 ソープディスペンサー、ペーパータオル、ゴミ袋も設置される徹底ぶりで、「ここまでやるか…」という感じでした。


機材も消毒を徹底

機材も消毒を徹底

 eスポーツの会場では、プレイヤーの使用ごとにキーボード、マウス、ヘッドホンの消毒を行っていました。


ブースごとに採られた感染症対策

ブースごとに採られた感染症対策

 ゲームの体験コーナーを提供する各ブースも独自で対策を採り、入る際の検温、手の消毒を徹底させていました。

 上の写真のブースでは、一定時間ごとに機材などの消毒を行い、入場も上限40人までと制限を設けていました。

 開催への逆風に対して、ゲームショーの主催者と出展者が出した答えは、みなさんにどのように映ったでしょうか。


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