芸能人の技術に驚かされた高校バスケのチャリティオールスター
2021.05.05 up
記者会見でポーズをとる(左から)マーシャ・パン、ウィル・リュー、スティーブン・サン
日本では、まず聞かれないアマチュア選手によるオールスターゲーム。
高校バスケのHBLは、2008年以来のオールスターゲームを開催しました。その当時からHBLを見ていますが、さすがにその後のオールスターゲームについてまでは知りませんでした。
今年は、芸能人選手を交えた「チャリティオールスターゲーム」として決勝が開催された翌週に帰ってきました。
その前に、記者会見が台北市内のホテルで開催され、選手・コーチだけでなく、芸能人選手3人も会場を訪れ、華を添えました。
この時、ウィル・リューの腕の筋肉を見て、普段から運動して鍛えているのが見て取れたので、試合当日の芸能人選手のパフォーマンスに期待を寄せていました。
女子の試合の様子
チャリティオールスターゲームの会場は、2012年まで決勝トーナメントの会場だった台湾大學体育館。
入場は無料でしたが、場内の観客は2500人までと制限し、それ以上の場合は整理券アプリを使って入場を案内する形をとり、外で密の状態を作らないよう配慮されていました。
女子の試合から始まり、スリーポイントシュートコンテスト、ダンクシュートコンテストなどを経てから最後は男子の試合というプログラム編成で行われました。
女子の試合でも両チームに3人ずつ芸能人が入り、途中で試合に参加することになっていましたが、全員素人だったようで、技術的に高校生の選手たちと合わず、短い出場時間で終わりました。
ロゴショットゲーム
1~2月に開催された準決勝リーグに開催されたセンターサークルからシュートを入れる「ロゴショットゲーム」(下記URL参照)。3月の決勝トーナメント時も開催されましたが、賞品のスクーターを獲得した人は出ず、この日に持ち越しとなっていました。
【参照】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=202122419713
どうしても賞品獲得者を出したかったようで、一般来場者だけでなく、プレイヤー・エキスパート枠を設け、最後の方は距離を少しずつつめて行なっていました。
その結果、最後まで残ったのは以前紹介した南山高級中学の許時清ヘッドコーチと普門高級中学の女子選手。この二人のPK方式による決定戦が行われたものの、どちらも歩調を合わせるようにシュートを入れ、外したため、なかなか決まらず、時間が過ぎていきました。
最後は、普門高級中学の女子選手がシュートを決め、獲得者が決定しましたが、この時間のロスは、後のゲームや試合に影響が及び、終了が予定よりも1時間以上遅くなりました。
高校生の選手と混じってプレーする芸能人選手
最後に行われた男子の試合では、芸能人選手が両チームに6人ずつ入っているので、高校生の選手がベンチに下がり、両チーム芸能人選手だけでプレーする時間が長くありました。
女子の芸能人選手が素人同然で出場機会が全員わずかだったのに対し、男子の選手は出場12選手全員、バスケットボール経験者か普段からプレーしている選手だったようで、出場時間も自ずと長くなっていました。高校生の選手と混じっても、シュートもきっちり決め、ディフェンスもしっかりこなすなど、違和感がないくらいで、練習していないとなかなか決まらない3ポイントシュートも決めるシーンも見られました。
チャリティゲームらしく、勝利チーム賞も慈善事業団体へ寄付
男子の試合で芸能人選手のプレーには本当に驚かされ、予想以上の技術レベルの高さでした。高校生の選手も合わせていたところはありましたが、彼らのプレーが見られたのは、来場者にとっても大きな収穫だったように感じました。
今回はチャリティということで、芸能人選手たちが設けた12H公藝平台の寄付金、勝利チーム(男子は84―84の引き分けで終わったため、両チームから)賞の賞金が協賛している慈善事業の二団体に寄付され、円満に終わりました。
終了時刻が遅れたため、後片付けに追われる運営スタッフの姿が見られたので、早めに会場を後にしましたが、関係者用の入口の外では、芸能人選手たちが目当てのファンが集まっていて、彼らの人気の高さをうかがい知ることができました。
高校3年生の選手は、進学先を決定する大学受験の合間の思い出作りの場になった一方、バスケ愛が強い芸能人たちのガチンコモードのプレーが見られた貴重なチャリティゲームでした。
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