スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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 スウェーデンは18歳以上の人口の約50%が1回目ワクチン接種が完了しています。(6月12日現在)

 今年1月から接種が開始され、優先される高齢者や基礎疾患のある方々の2回の接種がほぼ完了に向かっていることもあり、コロナによる死亡率は1月をピーク期に減少しています。

 全体の感染者数は、増減を繰り返しつつも最近は減少傾向が見られます。そして最近はワクチン未接種の若い年齢層の感染報告の割合が多いこともあり、重篤となるケースは少なくなっていることが伺えます。

 そこで、スウェーデンも6月1日から、集会人数の規制などが緩和され、スポーツ試合観戦なども、席を空けつつも徐々に観客が入るようになり、昨年は通年閉鎖されていたテーマパークも、今年は入場制限&遊具列のソーシャルディスタンスや消毒液設置などの感染対策をしつつも、ようやく営業を再開したところです。

 レストラン規定は同じく6月1日から、酒類提供午後8時まで(8時30分には閉店)であったのが、午後10時(10時30分閉店)までに延長、同じテーブルに4人までという規定も撤廃され、ようやく仲間同士の食事会なども再開出来る環境になってきた様子です。


集会人数が緩和された現在、ようやくサークルの集会などが再開出来る環境になった様子です。

集会人数が緩和された現在、ようやくサークルの集会などが再開出来る環境になった様子です。

 マスク着用に関しても、公共交通機関内では全日全時間帯マスク着用推奨であったのが、平日朝夕のラッシュアワーのみ推奨に呼びかけが切り替わっています。

またワクチン接種率の増加とともに、スーパーなどでマスク着用率も減少している様子を常に見かけますが、国民の油断に繋がらなければ…と不安に感じるところでもあります。


バスの中の様子。最近はマスク着用率が減少している様子ですが、油断せずに…

バスの中の様子。最近はマスク着用率が減少している様子ですが、油断せずに…

 今後も様子をみて段階的に、集会上限人数やレストラン営業時間などの緩和などの処置が行われ、スウェーデンの公衆衛生庁は今年秋には規定を完全撤廃出来るようにすることを目標にしているとのことです。

 規制が緩和されても、手洗い消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス、風邪症状のある場合は家にいるなどの事項を遵守し、一日も早くコロナ終息に向けて国民全員が協力して行くことが大切と思います。




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