男子校と女子校の共同開催 学園祭ダンスパーティー
2022.02.17 up
16時の開始前にできた長い列
過去何度か、高校のダンスパーティーの様子を紹介してきました。
これまで見てきたものは学校毎の開催でしたが、昨年12月18日開催のは台北市立建國高級中學(以下、建國中學)と台北市立第一女子高級中學(以下、北一女)の2校の班級聯合會(日本の生徒会に近い組織で、学園祭やさまざまな行事の準備・運営などを担当)による共同開催でした。
昨年5月からの感染拡大後、各学校へ入るのはコミュニティカレッジの授業などの事情を除き難しくなり、12月に学園祭を開催した高校は、知っている範囲で学校側が招待状を送付した人だけが入場を許可され、それ以外は入場禁止という厳しさだったため、今回が久しぶりの関連行事訪問となりました。
会場は中正紀念堂民主大道
会場は学校の校庭ではなく、観光スポットの中正紀念堂前の民主大道。
2校共同の開催で、外部から招待する各部の数も増えるので、この選択は間違っていなかったと思います。ただ、中正紀念堂は陽が沈む17時~17時30分ごろに国旗降納が行われるので、その間中断しますが、中断時間を休憩時間に充て、進行していきました。
政治大學のラッパーグループも特別参加
メインの歌やダンスは、主催の建國中學、北一女だけでなく、台北市内の友好関係がある高校からも応援参加がありました。男子校の建國中學で開催すると、女子校からきたダンス部、特に肌の露出が多い衣装を着ているところには男子生徒からの野太い声援が止まらないのですが、今回は一切なく、歓声だけで終わりました。
共同開催だからだと思われるのですが、今回は政治大學のラッパーグループも招待されました。大学生のラッパーの中にも、過去に両校のダンスパーティーに参加していた方がいるかもしれませんが、高校生とは違う次元の歌を披露していました。
スマホで撮影がズラリ
学園祭ダンスパーティーの最大の特徴は、若い世代にウケている芸能人がゲストとして参加していること。私はこの場を「今の若い世代にウケている芸能人を学ぶ機会」として捉え、過去何度か紹介してきました。
その中には、しばらくしてから大ブレイクを果たし、台北アリーナ規模の会場でコンサートをしたり、台湾各地で開催される年末年始の年越しカウントダウンライブにはしご出演する方もいます。
それが当日券350元(約1449円)で見られるので、超お得イベントとして捉え、見に行くようになりました。
そうすると、観客の多くを占める高校生たちが彼らを撮影しようとスマホを頭上より高く掲げますが、その先に映るは…
林宥嘉(Yoga Lin)
トリで登場した林宥嘉(ヨガ・リン)でした。
芸能人の登場順は大きな決まりはないようですが、トリで出てくる場合は、前に登場してきた芸能人よりも知名度と人気が高く、しっかりしたキャリアがある人になる傾向にあります。
林宥嘉は2015年の建國中學の学園祭ダンスパーティーでも見かけていますが、その時のトリは楊丞琳(レイニー・ヤン。下記参照)。キャリアを積み重ね、今回はトリを務めるまでになりました。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201638154742
16時に始まったダンスパーティーですが、終了は21時30分前後。
2校分で長くなったような気もしますが、過去に建國中學で22時過ぎに終了して、近隣の住民から苦情が来た時のことを考えると、これでよかったような気もします。
準備に携わった2校の生徒たちも、感染拡大で制限が多い中で準備が大変だったように思いますが、自分たちがしたいこと、表現したいことをしっかり出せたように見えました。
まだまだ感染収束の目処が立たない状態にありますが、学校の活動が停滞しないで続けていけるのを祈るばかりです。
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