JR九州との共同企画 流れ星ライトレール
2022.02.14 up
初日の出発式の様子
昨年3月14日、JR九州が九州新幹線10周年企画として、「流れ星新幹線」と題し、博多ー熊本ー鹿児島中央間を色彩豊かなライトで照らしながら走行するイベントを実施しました。これを知った台湾側の関係者がJR九州に声をかけ、JR九州の技術協力のもと、同様の企画が実現しました。
それが「流れ星ライトレール」。淡海ライトレールは、昨年12月で開通3周年を迎えただけでなく、累計乗客数1000万人越えを達成しましたが、その記念企画を1月15、16日の午後6時30分から実施しました。
初日の15日には出発式が行われ、ビューイングイベントの会場には新北市の候友宜市長、日本台湾交流協会の星野光明副代表らをはじめ、日本からもJR九州の「流れ星新幹線」を企画担当された社員の方が画面越しで出席しました。
淡水愛樂管樂團の演奏からスタート
2日間の出発前は、会場がある新北市淡水區の淡水愛樂管樂團が楽曲を演奏し、雰囲気作りに一役買いました。
https://www.facebook.com/Tamsui.Winds/
会場に到着後、しばらく停止し、徐行運転を行なった「流れ星ライトレール」
「流れ星ライトレール」は、午後7時28分に紅樹林駅を出発し、終点の漁人碼頭駅まで約30分間、淡水の街をライトとレーザー光線で彩りました。
ビューイングイベント会場の淡水行政中心駅前の広場には、2日間とも人が集まり、流れ星ライトレールを見守りました。
最終段階では、嵐の「カイト」も聴けました
終点到着前、最後の段階では、昨年東京オリンピック開催時にNHKの中継テーマソングに採用された嵐の「カイト」が流されました。まさかこの場で聞けるとは思ってもおらず、ちょっと驚きましたが、様々な祈りや願いを込めて行われている企画なので、ちょうど合っているようにも思えました。
下記URLの動画で、「1:06:57」から聴くことができます。
https://www.facebook.com/myntpc/videos/663520658336659
見ていて、気になったのは、淡水行政中心駅から漁人碼頭駅まで高架の部分を降り、地上を走っていること。企画を知らずに車やバイクで流れ星ライトレールと共に道路を走っていた人たちは、さぞかし驚いたのではないでしょうか。
記念品のカードセット
各日終了後、会場に足を運んだ先着順に配布された番号カードをもとに、
・「淡海流れ星ライトレール」記念のiPASSカード(台北地区の交通機関でよく使われる悠遊カードよりも後発で、発行当初は主に高雄など南部で流通していたもの)
・前出のiPASSカードとJR九州のSUGOCAのICカードと淡海ライトレールの車両の模型が箱に入った記念品
が各50人に当たる抽選が行われました。私は幸運にも、2日間とも番号カードを受け取りましたが、2日目の抽選で上の写真のカードセットが当たりました。2日目の抽選後、自分の番号を確認した時、思わず「あ、当たった!」と叫んでしまい、ちょっと恥ずかしかったです。
この記念品は、イベント限定で通常販売していない貴重なものだそうです。また、中に入っているSUGOCAは少しばかり入金されていて、日本へ行ってからもすぐに使える仕様になっているそうで、JR九州の気合の入り方、心意気がうかがえる一品となりました。
JR九州の企画が台湾で見られるとは思ってもおらず、両者が実現に向け手を取り合って開催に導いた姿は大変うれしく思いました。同時に、JR九州の企画力の高さには本当に頭が下がる思いでした。
【参考】
https://www.fbs.co.jp/news/news96qnvolinalx39l1du.html
https://news.mynavi.jp/article/railwaynews-270/
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/01/11/220111_nagareboshi_shinkansen.pdf
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