ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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雑貨屋さんの便座売り場。こちらのお店では12.99レアル(約650円)で販売されてる

雑貨屋さんの便座売り場。こちらのお店では12.99レアル(約650円)で販売されてる

 日本からブラジルに来たばかりのころ、ブラジルのトイレで最初に違和感を覚えたことは、使用したトイレットペーパーを便器で水に流さず、ゴミ箱へ捨てることでした。部屋中が臭くなりそうな気がしましたが、湿度の低いブラジルでは案外匂いがこもることはありません。ゴミは生ゴミとして捨てています。
 次に違和感を感じたことは、便座カバーがなかったことです。カバーがなくて冷たい便座に座ることに、当初は切なさを感じていましたが、慣れるといつも便座を拭いて清潔に保てるし、暑い日には冷たい便座の方が快適に思うようになりました。


ブラジルの一般家庭での便所。便器の横には使用したペーパーを捨てるゴミ箱

ブラジルの一般家庭での便所。便器の横には使用したペーパーを捨てるゴミ箱

 引っ越しすると、新しい住居のトイレには便器があっても、便座が付いていないことがよくあります。公衆トイレでも便座が付いていないことがしばしばです。
 家庭のトイレで便座がついていない場合は、近所の雑貨屋さんなどで必ず安い便座が販売されており、簡単に取り付けることができます。透明のプラスチックに本物の蝶々や草花が埋め込まれた芸術的な便座などもあります。


便座のないトイレ

便座のないトイレ

 ブラジルではまだ温水シャワー付きの便座はあまり一般的ではありません。最近は日本で使用されているようなアメリカ製や韓国製の多機能な温水シャワートイレも販売されていますが、サンパウロで発行されている日本人向けのブラジル情報誌の広告によると、2300レアル~2600レアル(約11万5千円~13万円)かかるようです。雑貨屋さんの便座が12.99レアル(約650円)で購入できることを思うと、かなり高い感じがします。


サンパウロで発行されている日本人向けのブラジル情報誌「ピンドラーマ2009年10月号」に載っていた温水シャワートイレの広告

サンパウロで発行されている日本人向けのブラジル情報誌「ピンドラーマ2009年10月号」に載っていた温水シャワートイレの広告



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