高校生に性教育、助産師ボランティア
2009.09.11 up
こちら中米ニカラグア。
今回は、JICA(ジャイカ:独立行政法人国際協力機構)の青年海外協力隊、中村美紀子さんの活動を紹介します。
(動画)http://www.youtube.com/watch?v=-pbnZltYzQI
高校生を対象に、2回連続講座で性教育を実施したときの様子です。
1回目は、おヘソはなんのためにあるの?という問いかけから始まり、人が産まれるということに関わる知識を正しく学びなおす時間になりました。専門用語がたくさん出てくる授業でしたが、中村さんの自前の視覚教材のお陰で、生徒達は関心を持って参加していました。
2回目は、自分の恋人の元恋人の元恋人が性感染症だったら、自分も感染するという実態を疑似体験するワークショップで始まり、性感染症の知識とその予防法に時間が割かれました。
生徒達はこれまでなんとなく学んできたことを、助産師中村さんの指導のもと確認しながら学んでいきました。具体的なイメージがしやすい視覚教材の助けを借りて、命の始まりについてきちんと学ぶことで性を肯定的に捉え、それにより性感染症の予防にも取り組もうという姿勢がうかがえました。
今回対象となった高校生という年頃は、ニカラグアでは子どもができて学業が続けられなくなることがよく見受けられる程です。自分のためにも、生まれてくる子どものためにも、性感染症予防に関心をもってもらいたいと思います。
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タグ:性教育,助産師
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