ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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10月24日にブラジル北海道協会で開催されたブラジル秋田県人会創立50周年記念式典の入口

10月24日にブラジル北海道協会で開催されたブラジル秋田県人会創立50周年記念式典の入口

 公式には1908年以降、47都道府県に縁のある日本からの移住者が海を渡ってブラジルに到着しました。
 戦前戦後で約25万人の日本移民がブラジルに渡り、現在日系人は約150万人いると推定されています。

 一世移住者が年々高齢化して天に召される話題が後を絶たない時代になりましたが、現在60代以上の日本移民の方々のご尽力で、これまでブラジルではサンパウロを中心に47都道府県人会が運営され、母県とブラジルを結ぶ様々な交流事業が展開されてきました。


11月21日にブラジル北海道協会で開催された兵庫県人会創立50周年記念式典で、日本での思い出を語る日系2世の天野ニナさん

11月21日にブラジル北海道協会で開催された兵庫県人会創立50周年記念式典で、日本での思い出を語る日系2世の天野ニナさん

 ブラジルの各都道府県人会の多くは50年以上前に設立され、設立の節目ごとに母県から使節団を招いて歓迎記念式典を開催しています。
 式典には各県知事や県議会議員、地元でブラジルに関わりの深い方々なども参加されることが多く、短い旅行日程の中で視察などのスケジュールを組まれています。
 
 毎月、最低でも一県は創設○周年記念式典が開催され、祝辞の後、功労者や高齢者への表彰、日系2世や3世の留学生のあいさつ、県人会の方々の一芸などが披露されます。どの記念式典もほとんどがブラジルの美女とラテンのリズムで会場が熱気に包まれるサンバショーで締めくくられます。


ブラジルの各都道府県人会の記念式典でおなじみのサンバショー

ブラジルの各都道府県人会の記念式典でおなじみのサンバショー

 10月24日には秋田県人会創立50周年記念、11月21日には兵庫県人会創立50周年の記念式典が開催されていました。どちらも知事をはじめとする数十人の訪問団と県人会の方々が交流されていました。 
 ブラジル兵庫県人会では今年100歳を迎える日本移民が3名もおり、知事から表彰される一こまもありました。
 移民された人数の多い県は大きな県人会施設を有していることが多いですが、人数の少ない県は事務所しかないこともあり、その場合はよく広くて便利なブラジル北海道協会が記念式典の会場に利用されています。


ブラジル兵庫県人会創立50周年で兵庫県知事から表彰された100歳の日本移民3名(真ん中は代理の方)

ブラジル兵庫県人会創立50周年で兵庫県知事から表彰された100歳の日本移民3名(真ん中は代理の方)


10月24日にブラジル北海道協会で開催されたブラジル秋田県人会創立50周年記念式典で万歳三唱をする人々

10月24日にブラジル北海道協会で開催されたブラジル秋田県人会創立50周年記念式典で万歳三唱をする人々


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