北京ダック“広東風”と“北京風”、違いはなぁに?
2010.12.25 up
突然ですが、「北京ダック」はこの状態で運ばれてきます
「食は広州にあり」
そして「広東料理に“点心”あり」とは前にご紹介しましたが、もちろんそれだけではありません。
あの世界に名だたる「北京ダック」にも“広東風”なるものがあるのです。
北京ダックなのに“広東風”とはこれいかに。
その違いは“厚さ”にあります。
「あぁ残酷…」と思っても口に出してはいけません
「北京ダック」と言えば「パリパリの皮を薄く削ぎ、ライスペーパーに巻いて食べる」というのがおおかたのイメージではないでしょうか。
実はこの「皮だけを削ぐ」食べ方こそが“広東風”なのです。
皮のパリパリとした食感を楽しんだ後は、残ったお肉を使って、もう一品別のお料理が出てきます。
炒め物やお饅頭の“詰め物”にするのが一般的ですが、頼めば別の料理にしてくれることでしょう。
だって食べるのはこのワ・タ・シ。お姉さんの手つきは慣れたもの
一方「“北京風”北京ダック」は皮だけではなく、お肉も一緒に切ります。
皮とお肉の間にはダック特有のたっぷりとした脂肪が付いているので、噛みしめると「ジュワジュワッ」とした旨みがお口に広がりとっても美味。
こちらお馴染み“広東風”。パリパリ感がたまりませんっ
祖国を飛び立つ「北京ダック」は“広東風”が多いようですが、機会があったら是非とも“本場・北京風”もお試しください。
「“パリパリ”も良いけど“ジュワー”もイイネ!」となること間違いないです。
レポーター「青柳 みちよ」の最近の記事
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